イオンがインドネシアでモール事業 当面20店目標
イオンは3月8日、インドネシアで2014年から大型ショッピングモール事業へ参入すると発表した。10年間をメドにM&A(合併・買収)も視野に入れながら、当面20店舗の実現を目標に事業展開を加速する。
大手財閥シナルマス傘下のシナルマス・ランドと設立した合弁会社、AMSLインドネシアが開発・管理・運営する、バンテン州タンゲランのBSDシティ内に14年中に開業するショッピングモールが1号店。敷地面積10万平方㍍、延床面積12万5000平方㍍の大型店。地下1階、地上4階。総合スーパー「イオン」を核店舗に約190の専門店が入居する予定。
AMSLインドネシアは資本金6000万㌦で、イオン側が67%、シナルマス側が33%を出資。この1号店に続き、15年以降、西ジャワ州ブカシ県デルタマス内で、敷地面積約20万平方㍍の大型2号店を開店する計画を明らかにした。
インドネシアでは消費市場の拡大が続き、今後も増え続ける中間層を主要ターゲットに据え、需要の取り込みを狙う。イオンでは中期的に最大の投資先をインドネシアと位置付け、店舗網の拡大へM&Aも視野に入れ、当面20店規模への拡大を目指し、東南アジア事業の中核拠点に育成する。