昭和飛行機がフィリピンでハニカムパネル生産へ

昭和飛行機がフィリピンでハニカムパネル生産へ

 航空機用部品などを製造する昭和飛行機工業(東京都昭島市)は6月5日、フィリピンに子会社を設立し、ジャムコ(東京都三鷹市)に納入する大型旅客機床板(表面に炭素繊維を用いたハニカムパネル)の製造を開始すると発表した。同社にとって、初の海外生産拠点となる。

   ルソン地方パンパンガ州のクラーク自由港にある工業団地「フィルエクセル・ビジネスパーク」内で、6月末に製造・販売を担う子会社「ショーワ・エアクラフト・インダストリー・フィリピン」を設立。資本金は4400万ペソ(約1億円)。昭和飛行機工業が100%出資する。数億円を投じ工場を新設する。新工場(面積は1500平方㍍)はすでに着工済みで、2016年1月からボーイング777型機向けのハニカムパネルを月間7~8機分生産する。