京セラが韓国系企業を特許侵害で提訴 太陽電池で

京セラが韓国系企業を特許侵害で提訴 太陽電池で

 京セラは7月10日、太陽電池に関する特許権を侵害されたとして、韓国中堅財閥ハンファグループの日本法人、ハンファQセルズジャパン(東京都港区)を東京地裁に同日提訴したと発表した。太陽光パネルの発電効率の向上につながる技術を巡って特許権を侵害されたとしている。京セラが対象としているのは2012年3月に日本で取得した「3本バスター電極構造」の特許権。

 京セラはハンファ側と交渉を続けてきたが、進展がみられなかったことから、やむなく訴訟提起に至った-としている。類似品を扱うハンファ以外の他の太陽電池メーカーや販売店に対しても、同様の交渉を進めており、損害賠償や差し止めを求める特許侵害訴訟の提起を検討していく。