損保ジャパン フィリピンで「台風ガード保健」販売

損保ジャパン フィリピンで「台風ガード保健」販売

 損保ジャパンは7月11日、フィリピンで現地法人PGA損保ジャパン・インシュランスが、台風によるバナナ農家の被害に対する「台風ガード保険」を8月1日から販売すると発表した。台風の通過エリアを対象とした損害保険商品の販売はフィリピンでは同社が初めて。また、損保ジャパンがフィリピンで天候デリバティブ(金融派生商品)型商品を販売するのは、これが初めて。

 保険契約者および被保険者はミンダナオ島の農業生産者。対象エリアはミンダナオ島の主要都市を中心とする半径100㌔㍍、150㌔㍍、200㌔㍍の円形内の地域で、契約者は契約の際に都市と半径を選択する。保険期間は1年。

 ミンダナオ島では国際大手のドールやデルモンテなどの大規模バナナ農園があるが、顧客ターゲットは事業規模の大小にはこだわらないという。