ダイハツ インドネシアの生産能力2割増の53万台へ
ダイハツ工業は、年内にインドネシアにおける年産能力を、現行から約2割増の53万台に引き上げる。エコカー政策(LCGC)の適合車や低価格帯の多目的車(MPV)をはじめとする新車市場の拡大に備える。
西ジャワ州カラワン県のスルヤチプタ工業団地内の第2工場で、現行から2倍の年産20万台に拡張する。既存ラインのタクトアップ(生産速度の向上)で実現する。エコカー政策適合の小型車「アイラ」(トヨタブランドでは「アギア」)、トヨタ自動車との共同開発車であるMPV「アバンザ」「セニア」を生産している。北ジャカルタ・スンテルの第1工場は現行の33万台で据え置く。
ダイハツのインドネシアにおける上半期(1~6月)の販売台数は、出荷ベースで前年同期比8%増の9万5323台、小売りベースで同7%増の9万2682台。このうち、アイラは出荷ベースで2万3573台、小売りベースで2万1924台だった。NNAが報じた。