日系企業支援へ400億円ファンド 政策投資銀行など
日本政策投資銀行はタイ大手の華僑財閥チャロン・ポカパン(CP)グループと組み、日系企業のアジア進出を支援する。折半出資で400億円のファンドをつくり、食品会社などに投資する。タイでコンビニエンスストアなどを展開するCPグループのネットワークを使い、投資先企業の販路開拓を後押しする。
日系企業は優れた技術や商品を持っていても、アジア市場で販売面で苦しむことが多い。日本政策投資銀行はCPグループと組むことで、リスクマネーの供給に加え、販路の開拓など踏み込んだ支援を目指す。NHKなどが報じた。
CPグループはアジア全域で飼料、食品、小売り、情報通信などを手掛ける複合企業。タイの「セブンイレブン」など豊富な販路を持つ。