JFEエンジ ミャンマーの鋼材子会社の生産能力を倍増
JFEエンジニアリングの狩野久宣社長は7月20日、ミャンマーの最大都市ヤンゴンで開いた製品出荷開始の記念式典で、同国の鋼材加工子会社の生産能力を2015年度にも年間2万㌧に倍増する計画を明らかにした。投資額は数億円規模の見込み。道路や港湾設備用の鉄鋼構造物を増産し、ミャンマー国内はじめ東南アジアや中東などに輸出する。
工場はミャンマーの建設省とJFEエンジニアリングの合弁で13年秋に設立したJ&Mスチールソリューションズが運営する。今春から部分的に稼働を始め、このほど全設備が稼働。20日にはラオス向けに第1号の橋梁ブロックを出荷した。既存工場の生産能力は年間1万㌧だが、すでに7000㌧を受注するなど好調なため、15年度にも能力を同2万㌧に引き上げる。日本経済新聞などが報じた。