中国、周永康 前常務委員を汚職の疑いで立件へ

中国、周永康 前常務委員を汚職の疑いで立件へ

 中国共産党は、2012年11月の党大会まで最高指導部の政治局常務員として公安・司法を統括した周永康前党中央政法委員会書記(71)について、「重大な規律違反があった」として、党中央規律検査委員会が立件・調査することを決定した。国営新華社通信が報じた。周氏はすでに汚職・腐敗によって取り調べを受けているとみられ、政変を企てたとされる問題についても追及される見通し。同国のこれまでの、常務委員経験者は汚職で摘発されないという慣例が破られる異例の展開となった。