南シナ海問題踏み込まず ASEAN外相会議

南シナ海問題踏み込まず ASEAN外相会議

 ミャンマーの首都ネピドーで8月8日、東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟10カ国外相会議があり、南シナ海の領有権問題を中心に議論が交わされた。海洋進出を強める中国にフィリピンが改めて懸念を示し、緊張を高める行動の「凍結」などを盛り込んだ「3段階の行動計画」を提案した。

 ただ、この提案には賛意も異論も示されなかった。当面は南シナ海での紛争防止を目指してASEANと中国が進めている、法的拘束力のある行動規範の策定を急ぐことで一致した。