マレーシア航空の完全国有化提案 政府系投資会社

マレーシア航空の完全国有化提案 政府系投資会社

 マレーシアの政府系投資会社カザナ・ナショナルは8月8日、マレーシア航空の上場廃止と完全国有化を提案した。南シナ海海上で3月に239人乗りの機体が消息を絶ったことに加え、ウクライナで7月に機体が撃墜され、乗客乗員298人が死亡。業績の悪化が懸念され、国有化によって再建を本格化させる。

    マレーシア航空は同日、声明を発表し、同社便の運航に「当面の変更はない」と強調した。マレーシア政府は、大胆なリストラで経営を立て直し、マレーシア航空を再上場させたい考えだ。8月末までに経営再建策を策定する。