ミャンマー進出企業急増175社に 在留邦人1000人規模
日本からミャンマーへ進出する企業が増えている。ヤンゴン日本人商工会議所の会員数は、4~6月の3カ月で20社増え175社に達した。軍政が民政に移管した2011年3月の53社と比べると3倍以上に上る。15年夏に一部稼働する日本とミャンマーの共同開発特区「ティラワSEZ」が企業の入居募集を始めたほか、駐在員が増えたことで日本食レストランなど関連サービス業が急増。投資が投資を呼ぶ好循環ができつつある。
ヤンゴン日本人商工会議所は会員企業の増加を受け、4月に物流業者などで構成する運輸部会を創設。22社で活動している。6月までの3カ月だけで建設部会は14社多い44社、製造業などの工業部会4社多い39社、貿易部会は2社多い21社となり、様々な業種で進出が相次いでいる。
駐在員の生活環境も整いつつある。ヤンゴンの日本食レストランは2、3年前までは20軒前後しかなかったが、今では100軒全に増加。ラーメン店はじめシュークリームなどのデザート系の店も軒を連ねる。在留邦人数は1000人規模に拡大している。