中国の主要都市の9割で住宅価格が下落

中国の主要都市の9割で住宅価格が下落

 北京・時事によると、中国の不動産市場の不振が広がっている。住宅販売が大幅に落ち込んでいるほか、値下がりが全国各地に波及。地方政府がバブル対策の手綱を緩め、購入制限の緩和や撤回に乗り出す事態になっている。持ち直しつつあった景気が再び悪化しかねない状態だ。

 国家統計局が8月18日発表した7月の主要都市住宅価格指数は、調査対象の70都市のうち64都市が前月比で低下。値下がりした都市の数は5月が35都市、6月が55都市と増え続けている。こうした状況を反映し、1~7月の全国住宅販売総額は前年同期比10.5%減と2ケタの落ち込みとなった。