インド投資5年内に倍増 日印首脳会談で合意
安倍晋三首相は9月1日、インドのモディ首相と東京・元赤坂の迎賓館で会談し、今後5年以内に日本による直接投資とインドに進出する日系企業をともに倍増させることで合意した。しかし、中国の海洋進出を念頭に日本政府が目指した外務・防衛閣僚会議(2プラス2)の創設をめぐっては、モディ首相が慎重な意向を示し、現在の次官級協議からの格上げを両国で引き続き検討することになった。
会談後の共同記者会見で安倍首相は「日印関係は世界で最も可能性を秘めた2国間関係だ。あらゆる分野で抜本的に関係を強化し、特別な戦略的グローバルパートナーシップに引き上げる」と強調。これを受け、モディ首相は「21世紀というアジアの世紀は、日印がどう協力するかで決まる」と応じた。