インドネシアLCGC適合車価格 政府が引き上げへ

インドネシアLCGC適合車価格  政府が引き上げへ

インドネシア産業省高度技術ベース優位産業局のブディ局長は、2013年7月に施行した産業相令『2013年第33号』に従い、物価上昇率を考慮してLCGC(ローコスト・アンド・グリーンカー)適合車の上限価格を近く引き上げることを明らかにした。対象となるのは発売から1年経過したトヨタ自動車、ダイハツ工業などのLCGC適合車になると付け加えた。ビスニス・インドネシアが報じた。

これはコスト高を販売価格に転嫁したいメーカーからの要請を受けた措置で、引き上げ幅はインフレ率をベースにした水準となる。現在、インフレ率と原材料の輸入価格なども踏まえた製造コストの上昇分を巡り、当該メーカーと政府との間で最終交渉の段階にあり、9月中にも決定する見通し。

インドネシア政府はLCGCは税制優遇を付与しているため、税金を除いた上限価格で9500万ルピア(約86万円)に規定。オートマチックミッションは15%まで、エアバッグなどの安全装置の搭載車には10%までをそれぞれ上乗せすることを認めている。