宇部興産 タイでPCD製造設備新設 15年10月稼働

宇部興産 タイでPCD製造設備新設  15年10月稼働

宇部興産は9月11日、世界的なポリカーボネートジオール(PCD)の需要拡大に対応するため、とくに成長率の高いアジア市場をターゲットとして、ウベファインケミカルアジア社(タイ)にPCD製造設備(年間3000㌧)を新設することを決めたと発表した。稼働開始は2015年10月の予定。

今回のタイでの新設により同社のPCDの生産能力は日本で年間2000㌧、スペインで同6000㌧と合わせ計同1万1000㌧となり、世界最大のPCDの供給体制を整えることになる。PCDはポリウレタン樹脂の主原料として用いられるほか、自動車の外装塗料として使われている。