インドネシアで戦略車 三菱自動車とトヨタ自動車

インドネシアで戦略車 三菱自動車とトヨタ自動車

三菱自動車とトヨタ自動車はアジア専用車でインドネシア市場に攻勢をかける。三菱自動車は約600億円を投資して2017年に新工場を建設、6~7人乗りの多目的車(MPV)の生産を始める。トヨタ自動車も工場にラインを増設しMPVの車種を増やす。

インドネシアは14年にタイを抜き東南アジアで最大の市場に成長する。戦略車の投入で現地需要を取り込み、得意とするアジア市場で優位に立つのが狙いだ。インドネシアの乗用車市場は年間約120万台。トップはトヨタ自動車で、日本勢が上位を占め、実に約9割のシェアを持つ。自動車販売は足元では減速感も出ているが、中長期的には成長期待が大きい。そのため、中間所得層の拡大に伴い、25年には年間200万台規模に増える見通しだ。日本経済新聞が報じた。