オフィス家具でコクヨ「半値」で中国内陸部に攻勢
コクヨは9月12日、中国内陸部に販売価格を従来の約半額の1000~2000元(1万7500~3万5000円)に抑えたオフィス用イス「ENTRY」の販売を始めた。従来までの北京や上海など沿岸部で日系企業中心だった販売方針を改め、重慶市や四川省成都、湖北省武漢など内陸部での現地企業向けに販売攻勢を強める。
同社はイスも含むオフィス家具で中国市場の売り上げを2020年までに8倍に増やす計画。このため、中国内の販売代理店51社と契約したほか、15%出資している上海郊外の台湾系工場からの調達量を大幅に増やす。
また、今回の事業方針の転換で上海に置いた販売会社「国誉家具商貿上海」の社名を、「国誉家具中国」に変更、中国全土の市場を相手としたメーカー機能も備える総合的な現地法人に格上げした。SankeiBizが報じた。