台湾「廃油ラード」禍拡大 経済損失177億円規模に
台湾で廃油などを再利用したラード(豚脂)が流通していた問題で、ラードを製造した食用油製造企業の製品を使用した企業や商店が、謝罪や商品回収に追い込まれているほか、観光などへも影響が拡大しつつある。地元メディアなどが報じた。
台湾衛生当局によると、問題の会社がラード24製品に使っていたことが判明。9月15日までに、違法油を使用した食品436品目が回収された。台湾経済部では、今回の廃油ラードの影響の拡大で、経済損失は50億台湾元(約177億円)に上ると推計している。