活里 北海道産の粉末食品原料で「ハラル認証」取得目指す
活里(かつり、札幌市北区)は、北海道産の野菜や果物の栄養成分や機能性成分を失わずに粉末化した食品原料の生産を始めた。同社はこの食品原料で、イスラム教の戒律に従って加工・製造したことを証明する「ハラル認証」の取得を目指し、インドネシアをはじめとする東南アジアのイスラム圏市場への輸出事業を推進する方針だ。
野菜、果物の粉末化の過程で大きな武器となったのが、同社が約3000万円を投じ導入したミクロバウテック(福井県坂井市)の粉砕装置「セントリドライミル」だ。既存の粉砕装置では粉砕・乾燥工程で成分の一部が失われてしまうことがあったが、この装置はわずか0.5秒で粉砕・乾燥するため成分保持を可能にしたという。