中小企業が一丸で東南ア進出 ニッチ技術集積が武器
日本のモノづくりにかける中小企業が、地域一丸となって東南アジアに進出する動きが広がっている。関西の企業はベトナムの賃貸工場に集まり、現地向けの製品開発や営業に取り組み始めた。タイでは東京都大田区がモノづくりブランドとなりつつある。
ベトナム南部ドンナイ省ロンドウック工業団地に近い一角、賃貸工場が集まる中にあるのが、「カンサイ・サポーティング・インダストリー・コンプレックス」だ。東大阪市や八尾市のようなニッチ技術の集積地「関西村」をつくるため、中小企業や関西系など10以上の経済団体が協力し、2013年に開業した。