釜石市で製造のバイオマスボイラーをインドネシアへ

釜石市で製造のバイオマスボイラーをインドネシアへ

釜石市片岸町に、アブラヤシの廃棄物を燃やして発電できるバイオマスボイラーの製造工場が建設される。同工場で生産される発電用ボイラーはインドネシアへ輸出される。製造を担うビー・エス・ティー(北上市)が、輸出の利便性と、被災地での雇用創出への貢献を勘案し、釜石市での工場建設を決めたのだ。

同工場は約3000平方㍍の民有地で、年明けにも着工予定。2015年春の操業開始を目指す。総事業費は約17億円で、経済産業省の助成事業を活用している。新規雇用は30~40人の見通し。輸出向けの発電用バイオマスボイラーを年間12基製造し、初年度だけで約10億円の売り上げを見込む。

1号機は仙台市で梱包された後、10月24日に釜石港から専用コンテナで、スマトラ島の北スマトラ州メダン港に向けて出港する。現地で11月から実証試験が始まり、2015年春からの「釜石産」の本格輸出につなげる。岩手日報Web Newsが報じた。