丸紅がミャンマーで最先端火力発電所 事業費3500億円

丸紅がミャンマーで最先端火力発電所 事業費3500億円

丸紅はタイの国営エネルギー会社と組み、ミャンマーで最先端の石炭火力発電所を建設する。総事業費は約3500億円で、発電能力は200万㌔㍗と現地発電所の合計能力を上回る。電機はタイにも供給する。電力不足に悩むミャンマーで現地需要に応えるとともに、近隣国へ電力を輸出する動きに弾みがつきそうだ。

タイ石油公社(DTT)とタイ発電公社(EGAT)、ミャンマーの建設会社などと合弁会社を設立して、2016年までに建設を始め、20年の運転開始を目指す。ミャンマー政府と発電所の建設に向けた覚書を近く結ぶ。ミャンマーでは約180万㌔㍗の電力需要があるが、実際の発電規模は水力発電を中心に130万㌔㍗程度にとどまっている。