インドネシアで新たに収集された遺骨の拝礼式
戦没者の遺骨の収集を行う日本の厚生労働省の調査団は、10月1日から7日まで第二次世界大戦の激戦地、インドネシアのパプア州で亡くなった61人分の遺骨を新たに収集し、首都のジャカルタでは亡くなった人たちの御霊を慰める拝礼式が行われた。
ジャカルタの日本大使館では9日、調査団やパプア州で亡くなった人たちの遺族ら合わせて15人が出席して御霊を慰める拝礼式が行われた。出席者は黙とうした後、遺骨が納められた箱に向かって深々と頭を下げ、亡くなった人たちを悼んでいた。遺骨はこの後、日本に送られ、東京の千鳥ヶ淵戦没者墓苑に納められることになっている。
インドネシアでの戦没者8万4000人余りのうち、収集された遺骨はおよそ4万4000人とまだ半分ほどにとどまっている。NHK NEWS WEBが報じた。