帝国技研ベトナム新工場 10月中に稼働 国内から移管
帝国技研(大阪市淀川区)は、ベトナムで表面処理の新工場を10月中をメドに稼働する。同拠点を活用し、顧客の海外生産移管やコスト削減ニーズに対応する。投資額は約2億円。OA機器用ローラーのニッケル-三価クロム硬質2層メッキから始め順次、他分野の表面処理へ展開する。月間4万~5万本もローラーのメッキ加工を国内から移管し、初年度は1、2億円の売上高を見込む。
同社は2014年1月にベトナムで製造子会社「帝国ベトナム」を設立。国内と同等の品質を維持するため、逆浸透膜(RO膜)を使った純水装置などを導入し、加工のトライアルを進めていた。日刊工業新聞が報じた。