スイス系投資銀行ジュリウス・ベアが行った調査結果によると、インドネシアの100万㌦(約7800万円)以上の金融資産がある富裕層(HNWI)は、2010年から15年の間の成長率が年平均25%以上で、アジア域内最高となる見通しだ。
同銀行のエグゼクティブディレクターがジャカルタポスト紙に明らかにしたところによると、インドネシアのHNWIの数は10年に3万3000人だったのが、15年には10万4000人へと3倍以上に増加し、総資産額は5180億㌦に達する見込みという。
また、中長期的な成長の維持に向けた今後の課題について、いかに製造業を発展させられるかだ-との見方を示した。
アジア地域全体の15年のHNWIは267万人、総資産額16兆7000億㌦に達すると予測。うち半数超の146万人が中国で、総資産額は9兆3000億㌦、インドもそれぞれ42万人、2兆6000億㌦に達するとしている。