MRJ初公開 半世紀ぶり国産旅客機4~6月就航へ

MRJ初公開 半世紀ぶり国産旅客機 17年4~6月就航へ

三菱重工業の子会社、三菱航空機が開発を進める初の国産小型ジェット旅客機「三菱リージョナルジェット(MRJ)」の期待が完成し、製造現場の三菱重工業小牧南工場(愛知県豊山町)で10月18日、初めて公開された。披露式典には約500人が出席し、1965年就航のプロペラ機「YS11」以来、半世紀ぶりの国産旅客機の完成を祝った。

三菱航空機は今後、試験機7機を用いて機体の強度や機器の性能を検証する。2015年4~6月に予定する初の試験飛行を経て、17年4~6月に全日本空輸に量産初号機を納入する計画だ。最新鋭のエンジンを搭載し、燃費効率を従来の小型機よりも2割以上改善した。現在、国内外の航空6社から計407機を受注している。