タイで舗装劣化状況把握技術の実証実験

 タイで舗装劣化状況把握技術の実証実験

インクリメント・ピー(東京都文京区)と富士通交通・道路データサービス(東京都港区)は、それぞれ地図情報技術とスマートフォンを活用した舗装診断技術と、両社の技術を組み合わせASEAN地域の発展や日系企業の現地活動に資する新たな道路関連情報サービスの実現を目指し、「舗装劣化状況把握技術の実証実験」をタイで開始する。
今回の提携は国土交通省が事務局を務める「インフラメンテナンス国民会議」のピッチイベントを契機とした技術連携が結実した成果で、その第一弾の取り組みの一つとなる。

商工中金 各地の中小企業の海外事業に協調融資

商工中金 各地の中小企業の海外事業に協調融資

商工中金はこのほど各地の地域金融機関と協調して、中小企業の海外事業展開に必要な資金の融資を決めた。
商工中金渋谷支店は、トラック向けのキャブサスペンションやクラッチなどを製造する自動車部品メーカー、フォルム(神奈川県横浜市)に、地域金融機関と協調してインドネシアでの事業拡大に必要な1億円を融資した。
同松山支店は、自動車内装部品をはじめとする射出成型品の製造やIC産業向けの電子材料や電子包装資材の販売を行っている日泉化学(愛媛県新居浜市)に、地域金融機関と協力してメキシコへの進出に必要な資金3億円を融資した。
同福岡支店はとんかつ、焼き肉、居酒屋等の外食企業向けに食肉や熱加工食材を供給しているアトム(本社:福岡市)に福岡銀行と協調してシンガポールでの現地法人設立に必要な資金3億円を融資した。
これらはいずれも、政府の「日本再興戦略」に沿って2014年4月に創設した「グローバルニッチトップ支援貸付制度」に基づく特定分野に優れた中小企業の海外進出をサポートする取り組みの一環。

プライメタルズ 中国ZNW社向け大型圧延設備が稼働

プライメタルズ 中国ZNW社向け大型圧延設備が稼働

プライメタルズテクノロジーが、中国浙江日新華新頓精密特殊鋼有限公司(以下、ZNW社)向けに納入した最新鋭特殊鋼用冷間圧延設備が本格稼働を開始した。
今回同社が納入した冷間圧延設備は、強圧下のリダクションモードと調質のスキンパスモードの兼用ラインとして極小径作業ロールと大径作業ロールの切り替え可能な最新鋭の大型高速Z-Hi型圧延機で、製品の最大板幅は1250mm、最高圧延速度は毎分800㍍にも達する。
ZNW社は、世界最大の中国自動車市場において、日系および欧米系自動車部品メーカーの現地調達ニーズに応えるため、特殊鋼鋼板の現地生産・販売を行うことを目的に日新製鋼、ワージントン社、伊藤忠丸紅鉄鋼により設立された合弁会社で、年間生産量12万㌧を目指している。

東京センチュリー インドネシア・リッポーGと提携

東京センチュリー インドネシア・リッポーGと提携

東京センチュリー(東京都千代田区)は、インドネシアの大手財閥のリッポー・グループとデジタル事業、フィンテック事業で包括的な提携を行うことに合意し、戦略的パートナーシップ協定を締結した。
今後リッポーが推進するeコマース、電子マネーサービス、ポイントサービス、ビッグデータを活用したファイナンスサービスなどのデジタル事業並びにフィンテック事業に総額1億米㌦程度の出資を行い、これらの事業で協働していく。
第一弾としてBtoG、BtoBのe-コマースの事業会社の持株会社であるPT.Big Ecommerce Bersama(本社:ジャカルタ)に対して約1,700万米㌦出資し、株式の2割を取得する。株式取得後は同社の持分法適用関連会社となる予定。

国際石油開発帝石 シンガポールに金融子会社

国際石油開発帝石 シンガポールに金融子会社

国際石油開発帝石はシンガポールに金融子会社を設立する。商号は「INPEX Finance Singapore PTE LTD」(予定)。国際石油開発帝石100%出資で、資本金は100万㌦。2016年12月設立する予定。これにより、グループ内ファイナンス業務の効率的な集中管理体制の構築および、アジア、オセアニア地域のプロジェクトにおける財務業務のサポート体制を強化する。

テクノアソシエ ベトナムに100%出資の現地法人

テクノアソシエ ベトナムに100%出資の現地法人

テクノアソシエ(大阪市西区)は100%出資による現地法人「テクノアソシエ ベトナム」を設立する。資本金は150万米㌦。2017年6月に設立し、同10月に営業開始する予定。ホーチミン市に本店、ハノイ市に支店を設置する。鋲螺類、加工品、金属素材、電材品、化成品、産業機器等のベトナム国内販売および輸出入を手掛ける。

ユニチカ タイ・バンコクで樹脂事業の3社合弁

ユニチカ タイ・バンコクで樹脂事業の3社合弁

ユニチカはタイ・バンコク市内に3社による樹脂事業の合弁会社「ユニチカプラスチックス トレーでイング(タイ)」を設立する。コンパウンド材、リサイクル材および原材料などの合成樹脂の販売を手掛ける。
新会社の資本金は4,500万タイバーツで、出資比率はユニチカ60%、テラボウ(大阪府貝塚市)30%、KOSEN FIBERTEC(THAILAND)Co.,Ltd.10%。2017年4月設立予定。
ユニチカの高機能合成樹脂と同社グループのテラボウのコンパウンド技術および、東工コーセングループが持つ現地でのエアバック基布のリサイクル技術など3社のノウハウを活かし、ASEAN市場へのさらなる拡大を図る拠点として、自動車関連市場の成長が続くタイに合弁会社を設立する。

川崎汽船 タイ出し豪州向け完成車輸送サービス増強

川崎汽船 タイ出し豪州向け完成車輸送サービス増強

川崎汽船はタイから豪州向け完成車の海上輸送体制を強化する。従来の豪州東回り配船に加え、西回りの配船ルートを新規に開設し、サービスの増強を図る。
これにより、豪州主要各港への輸送日数短縮を実現し、完成車輸送需要の拡大に幅広く応えることが可能になる。従来の豪州東回り配船(毎週土曜日レムチャバン発)に加え、豪州西回り配船(月間2便、毎月中旬・下旬レムチャバン発)を新設する。

プロネクサス ベトナム・ダナンIPCと進出支援で提携

プロネクサス ベトナム・ダナンIPCと進出支援で提携

プロネクサス(東京都港区)は、ベトナム・ダナン投資促進センター(以下、ダナンIPC)と業務提携することで合意した。目的は、日本企業のベトナム進出支援とベトナムにおける日越企業間の技術交流や業務提携の促進。ダナンIPCは、ダナン市政府であるダナン市人民委員会を母体としている。
業務提携の対象は①日系企業のベトナム進出に関わる実務支援および情報サービス②ベトナム企業と日本企業のビジネスマッチングに関わるサポート、コンサルティング③日系企業のベトナム進出の誘致促進体制の構築-など。

三菱商事 比カビテ州の分譲住宅開発事業に参画

三菱商事 比カビテ州の分譲住宅開発事業に参画

三菱商事はフィリピンの大手不動産デベロッパー、Century Properties(以下、Century社)と共同で、分譲住宅開発事業に参画する。
このプロジェクトは、マニラ中心部の南に位置するカビテ州のタンザヤで26㌶の敷地を取得し約4,000戸の住宅を集積させたコミュニティを開発する計画。
開発は三菱商事40%、Century社60%の出資比率でフィリピン国内に設立予定の合弁会社を通じて進める。