みずほ証券 東南アの株式業務でメイバンクと提携

みずほ証券 東南アの株式業務でメイバンクと提携

みずほ証券とマレーシア商銀最大手マラヤン・バンキング(メイバンク)のシンガポール子会社、証券会社メイバンク・キムエンは8月16日、日本人投資家を対象とした東南アジアの株式業務で業務提携すると発表した。
メイバンク・キムエンがカバーするASEAN(東南アジア諸国連合)の7カ国の証券市場に関する調査報告書を、みずほ証券を通じて日本人投資家に提供する。
投資にあたってはみずほセキュリティーアジアが取り次ぎ、口座開設などの手続きを行い、株式売買などのサービスはメイバンク・キムエンに委託する。
みずほ証券は今年初めにも英国のレッドバーン社と同様の提携を結んでいるが、ASEANでの取り組みは初めて。

鴻海のシャープ買収完了 戴副総裁が社長に正式就任

鴻海のシャープ買収完了 戴副総裁が社長に正式就任

経営再建中のシャープは8月12日、台湾の鴻海精密工業から3,888億円の出資を受け、鴻海の子会社になったと発表した。
買収手続きの完了を受け、高橋興三社長が同日付で退任。同13日付で臨時取締役会を開き、後任に鴻海グループの戴正呉(たいせいご)副総裁が就任する。鴻海はシャープ株の66%を取得している。国内の電機大手が外国資本の傘下に入ったのは初めて。
戴副総裁を含め鴻海側が指名した4人が同12日付で取締役に就任に就任した。この結果、9人の取締役のうち、過半数の6人が鴻海側となった

鴻池運輸 インドで現地企業と鉄道コンテナ輸送事業

鴻池運輸 インドで現地企業と鉄道コンテナ輸送事業

鴻池運輸は8月10日、インドで鉄道コンテナ輸送事業に参入すると発表した。現地企業と合弁会社を設立し、2017年3月に営業開始する予定。コンテナデポ(ICD)を運営するアソシエイテッド・コンテナ・ターミナルズ(ACTL)と合弁会社「ジョシ・鴻池トランスポート・アンド・インフラストラクチャー(JKTIPL)」を10月に設立する。資本金は2億3,000万ルピー(約3億580万円)。出資比率は鴻池が51%、ACTLが49%
西部マハラシュトラ州ムンバイ近郊のナバシエバ港など西部の主要3港とデリー圏(NCR)を結んで輸出入コンテナの一貫輸送を手掛けるほかICDでの通関や輸入保税貨物の保管なども行う。

JFEスチールG ベトナム・ホーチミンに現地法人設立

JFEスチールG ベトナム・ホーチミンに現地法人設立

ジェコス(東京都中央区)、JFEスチール(東京都千代田区)は8月10日、ベトナム・ホーチミン人民委員会より認可を得、ホーチミン市に現地法人「ジェコスベトナム」を設立したと発表した。
新会社の資本金は50万米㌦(約5,000万円)で、出資比率はジェコス90%、JFEスチール10%。建設仮設材の設計、販売、リース、加工、整備補修などを手掛ける。
今後は今回設立した現地法人を中心にJFEスチールグループが注力する各国の拠点との連携を通して、同地域の需要も捕捉できる体制づくりを進めていく。

郵船ロジ インドネシアで初の医療・薬品のGDP認証

郵船ロジ インドネシアで初の医療・薬品のGDP認証

郵船ロジスティクスのインドネシア法人PT.Yusenn Logistics Indonesiaは、ジャカルタ・スカルノハッタ空港発着の航空貨物輸送に係る通関、配送業務において、インドネシア物流企業では初となる、医療・医薬品の輸送品質基準であるGDPの認証を取得した。
輸送品質はGDPのガイドラインに沿って運用される。ガイドラインを準拠し、定期的なスタッフのトレーニングおよび点検等を実施することで医療・医薬品における輸送の安全性が維持される。
GDPはGood Distribution Practiceの略で、医療・医薬品の物流に関する基準。

三菱電機 タイ高速鉄道向けエレベーターなど納入

三菱電機 タイ高速鉄道向けエレベーターなど納入

三菱電機は8月9日、タイの高速鉄道「MRT Purple Line(パープルライン)」向けにエレベーター49台と、エスカレーター125台を搬入したと発表した。パープルラインはタイ・バンコク市内と隣接県のノンタブリー県とを結ぶ全長23㌔㍍、全16駅の高速鉄道で8月6日に開業した。

デサント 中国に再進出、長春市のモールに1号店

デサント 中国に再進出、長春市のモールに1号店

デサントは8月8日、主力の「デサント」ブランドで中国に再進出すると発表した。東北部の吉林省長春市の高級ショッピングモール「長春卓展購物中心」に、広さ278平方㍍のスペースを確保、5日に1号店をオープンした。
運営は30%を出資する持ち分法適用会社で、中国最大手のスポーツ用品メーカー、安踏体育用品、伊藤忠商事との合弁会社が担う。
デサントは2003年、「デサント」ブランドで中国進出したが、思うように売り上げが伸びず、2年後に一時撤退していた。

ダイキン ベトナム・ハノイ近郊に空調機の生産拠点

ダイキン ベトナム・ハノイ近郊に空調機の生産拠点

ダイキンはこのほど、ベトナムの首都ハノイ近郊の第2タンロン工業団地内の約100億円を投じ、同国に初めて生産拠点を設立することを決めた。
新工場では住宅用エアコンの生産を計画しており、2018年4月より稼働開始する予定。同工場はタイ、マレーシア、インドに次ぐアジア4番目の新たな拠点となる。
ベトナムは著しい経済発展と中間層の増加から住宅用エアコンを中心に空調機の需要が拡大、アジア最大級の空調市場に成長している。

MHPS 台湾・長春石化向け蒸気タービン・発電機受注

MHPS 台湾・長春石化向け蒸気タービン、発電機受注

三菱日立パワーシステム(MHPS)は8月8日、台湾の長春石油化学股份有限公司向けに、定格出力4万9,000㌔㍗級の蒸気タービン・発電機を1セット受注したと発表した。
同社の苗栗工場(苗栗市)に石炭を燃料とするコージェネレーション(熱電併給)設備を増設するプロジェクトの中核機器となるもので、設備の運転開始は2018年前半の予定。

タイ・バンコク都市鉄道パープルラインが開業 東芝

タイ・バンコク都市鉄道パープルラインが開業 東芝

東芝と丸紅は8月8日、出資する共同事業体を通じて2013年に鉄道システム一式を受注したタイ・バンコク市の都市鉄道パープルラインが、8月6日に開業したと発表した。
パープルラインはバンコク市北部から北西方面に23㌔延びる路線で、タイ運輸交通局により日本政府の円借款を活用して建設された。
東芝、丸紅は共同事業体を通じて鉄道システム一式(車両、信号・運転監視設備、変電設備、通信設備など)を供給し、東日本旅客鉄道(JR東日本)と設立した共同事業体で、10年間のメンテナンスを請け負う。
今回採用された車両は、JR東日本グループの総合車両製作所が製造した。バンコク市の都市交通に日本製車両が採用される初めてのケース。