鴻海のシャープ買収完了 戴副総裁が社長に正式就任
経営再建中のシャープは8月12日、台湾の鴻海精密工業から3,888億円の出資を受け、鴻海の子会社になったと発表した。
買収手続きの完了を受け、高橋興三社長が同日付で退任。同13日付で臨時取締役会を開き、後任に鴻海グループの戴正呉(たいせいご)副総裁が就任する。鴻海はシャープ株の66%を取得している。国内の電機大手が外国資本の傘下に入ったのは初めて。
戴副総裁を含め鴻海側が指名した4人が同12日付で取締役に就任に就任した。この結果、9人の取締役のうち、過半数の6人が鴻海側となった