日本ゼオン シンガポール社のS-SBRの第2系列竣工

日本ゼオン シンガポール社のS-SBRの第2系列竣工

日本ゼオンは4月22日、ゼオンケミカルズシンガポール社(以下、ZCS)の溶液重合法スチレンブタジエンゴム(S-SBR)製造ラインの第2系列を完工させ、安全祈願セレモニーを執り行った。
ZCSは2014年4月の竣工以来、低燃費タイヤ用原料として第1系列生産品で顧客の評価を得て、引き続き市場の伸びが見込まれることから、今回第2系列の建設を完工した。この結果、ZCSのS-SBRの生産能力はこれまでの年間3万~4万㌧から、2系列合わせ同6万~8万㌧と増強される。

神戸製鋼 関係者ら中国合弁・鞍鋼神鋼で開業式典

神戸製鋼 関係者ら中国合弁・鞍鋼神鋼で開業式典

神戸製鋼所は4月26日、自動車用冷延ハイテンの製造・販売を目的とする合弁会社「鞍鋼神鋼冷延高張力自動車鋼板有限公司」が25日、中国遼寧省鞍山市の同社敷地内で関係者ら約100名の来賓が出席し、開業式典を執り行ったと発表した。
同式典に出席したのは、神戸製鋼から川崎博也会長兼社長、合弁パートナー親会社の鞍山鋼鉄集団公司の唐俊平董事長の両社首脳はじめ、日系、中国系、欧米系、韓国系の主要自動車メーカーおよび部品メーカーなど。

日本トリム 韓国家庭用整水器市場参入へ子会社設立

日本トリム 韓国家庭用整水器市場参入へ子会社設立

日本トリム(大阪市北区)は4月25日、韓国における家庭用整水器市場への本格参入を目的に、ソウル特別市に子会社「Hankook TRIM CO.,LTD.」を設立したと発表した。
資本金は1億ウォン(約1000万円)。美容や健康への関心が高い韓国では、水素水への関心、認知度が高まっており今後、電解水素水整水器の需要が拡大していくと判断した。

川崎重工 インドネシア150MW級発電設備2基受注

川崎重工 インドネシア150MW級発電設備2基受注

川崎重工は4月25日、台湾の台塑重工から、旭硝子のインドネシア子会社アサヒマス・ケミカル社向けに、発電能力150MW(㍋㍗)級の蒸気タービン発電設備2基を受注したと発表した。
今回受注した設備は、アサヒマス・ケミカル社がインドネシア・バンテン州チレゴンの工場に新設する高効率石炭火力発電設備に設置されるもの。1基目が2017年5月末、2基目が同9月末にそれぞれ出荷する予定。
同工場では苛性ソーダや塩化ビニル樹脂などの生産能力の増強が進められており、高効率発電設備の導入により、電力コストの大幅な削減と環境負荷の低減が図れるものと期待されている。

NECネッツエスアイ ミャンマーに現地法人設立

NECネッツエスアイ ミャンマーに現地法人設立

NECネッツエスアイ(東京都文京区、NESIC)は4月25日、ミャンマーにおけるICTインフラ事業拡大のための現地法人「ICT Star Group Myanmar Co.,Ltd.」を現地企業との合弁で設立することに合意し、同日実質的に業務を開始したと発表した。正式な設立登記には1カ月程度かかる見込み。
新会社の株式保有比率はNESIC46%、Technology&Magical Trading Co.,Ltd.が35%、GUSTO Technology Limitedが19%の予定。
現地企業との合弁会社設立により、さらに現地化を促進し、現地の優秀な人材を活用したオフショアの設計、検証や日本国内や海外プロジェクトへの技術者派遣も展開していく。

長大など比ミンダナオ島の開発と再生エネ事業で覚書

長大など比ミンダナオ島の開発と再生エネ事業で覚書

長大(東京都中央区)は4月25日、フィリピン地元企業2社を含めた全6社の間で、フィリピン・ミンダナオ島での低炭素型経済開発と再生可能エネルギー事業で覚書を締結したと発表した。
覚書の骨子は①ミンダナオ島ブトゥアン市を中心とするカラガ地域の低炭素型経済開発マスタープランづくりを行う②同地域ですでに開発を進めている小水力発電事業とバイオマス発電事業について協働して推進する③今後開発を進める太陽光、風力、地熱を活用する再生可能エネルギー開発について共同で取り組む-など。また、今後より深く地域の経済発展に貢献するため、日系企業誘致を目指す約140㌶の低炭素型工業団地の開発事業にも取り組む。
覚書に締結した企業は、長大はじめグループ会社の基礎地盤コンサルタンツ(東京都江東区)、太陽光・風力を活用した発電事業の開発、投資を実施する自然電力(福岡市中央区)および自然電力の関連会社で事業企画・投資を実施するアラムポート(東京都文京区)と、フィリピン・ミンダナオ島に拠点を置くエクイパルコ社およびツインピーク社の全6社。

ぴあ POPS・デジタルハリウッドと訪日観光で連携

ぴあ POPS・デジタルハリウッドと訪日観光で連携

ぴあ(東京都渋谷区)は4月22日、ベトナム最大のマルチチャンネルネットワーク(MCN)「POPS Worldwide(以下POPS)」と、IT関連およびデジタルコンテンツの人材養成スクール・大学・大学院を運営する「デジタルハリウッド」との間で、訪日観光分野でビジネス連携することで合意したと発表した。
目的は、ベトナムを基点としたASEAN諸国に向けてYou Tubeを活用した訪日観光促進に向け動画マーケティングサービスを展開するため。
日本市場をさらに開拓したいPOPSと、ASEAN諸国出身を含む卒業生や在校生に対してYou Tubeの活用を積極的に推進していきたいデジタルハリウッド、そしてASEAN諸国インバウンド領域におけるマーケティング事業を拡大したいぴあ、3者の思惑が一致したことにより実現した。

住友電工 台湾に切削・研削工具の販売会社設立

住友電工 台湾に切削・研削工具の販売会社設立

住友電工は4月22日、子会社の住友電工ツールネット(大阪市中央区)、アライドマテリアル(東京都港区)が共同で台湾に販売会社を摂理T氏、4月から営業を開始したと発表した。
新会社「台湾宏宇精密工具股份有限公司」の所在地は台湾新北市。資本金は3000万台湾元。新会社では、住友電工グループ各社の情報を共有・一元化し、販売体制を強化するとともに、自動車、機械関連業界およびエレクトロニクス・精密微細加工業界の切削・研削工具の拡販を図る。

森永製菓 ハラル認証「HI-CHEW」東南アで製造販売

森永製菓 ハラル認証「HI-CHEW」東南アで製造販売

森永製菓(東京都港区)は4月22日、ソフトキャンディ「ハイチュウ」(英語表記「HI-CHEW」)の、ハラル認証を取得した「HI-CHEW GRAPE」「HI-CHEW STRAWBERY」をインドネシアで製造し、インドネシアおよびイスラム圏諸国に向け4月から製造販売を開始したと発表した。4月中旬から順次店頭販売を開始している。

大同特殊鋼 タイ子会社で新型高速鍛造機の稼働開始

大同特殊鋼 タイ子会社で新型高速鍛造機の稼働開始

大同特殊鋼は4月22日、タイの100%子会社のDaido Steel(Thailand)Co.,Ltd.(タイ・チョンブリ県、以下DSTH)で、4月から新型熱間高速横型鍛造機の稼働を開始したと発表した。
今回稼働開始した鍛造機は、同社の知多型鍛造工場(愛知県東海市)で2015年1月から稼働している新開発の熱間高速横型鍛造機の2号機。従来の高速横型鍛造機と縦型鍛造機の強みを併せ持つことにより、ニアネットシェイプなど製品品質の向上と、高生産性および高歩留まりに基づきコスト競争力の強化を図ることが可能だ。
DSTHでは、主力製品の自動車トランスミッション用鍛造部品の量産化に向け、4月下旬から試作品の出荷を開始する計画。また、ASEAN地域において今後成長が見込まれる型鍛造事業の拠点として事業展開を推進する。