近鉄エクスプレス インドネシア法人がAEO認証取得

近鉄エクスプレス インドネシア法人がAEO認証取得

近鉄エクスプレスは2月23日、インドネシア法人KWE(近鉄ワールド・エクスプレス)インドネシアがインドネシア税関から1月26日にAEO認証を取得したと発表した。
これまでインドネシアに進出している日系・外資系フォワーダーの中でAEO認証を取得している企業はなく、今回のKWEインドネシアが初めて。
AEOは貨物の安全管理と法令順守の体制を整えていると認定されるもの。これにより原則、通関での現物検査が不要になり、迅速な手続きが可能になる。現在インドネシアでAEO認証取得している企業は日系を含め23社。

上組 東南アで業容拡大へ物流事業体制整備・強化

上組 東南アで業容拡大へ物流事業体制整備・強化

上組(神戸市中央区)は東南アジアでの業容拡大へ向け、マレーシアとインドネシアでそれぞれ新会社設立、新倉庫の竣工、営業開始を明らかにした。
マレーシアでは物流事業に、商社機能を備えた100%出資の新会社、KAMIGUMI GLOBAL SOLUTIONS MALAYSIA SDN.BHD.(KGSM社)を設立した。KGSM社の資本金は66万米㌦。設立は2015年9月1日付、営業開始は同年12月15日付。
ASEAN経済共同体創設や東アジア地域包括的経済連携により、、さらに発展が見込まれる東南アジア地域を中心に、より高品質で豊富な物流メニューによる「上組デザイン物流」を提供し、事業の拡充を図る。
またインドネシアでは、現地法人PT.KAMIGUMI  LOGISTICS INDONESIA(KGLI)が、かねてより建設中だった新倉庫が竣工し、2015年12月14日に営業開始した。新倉庫は西ジャワ州ブカシ県グリーンランド工業団地内にあり、日系メーカーが集積するジャカルタ東部工業地帯の中心部に位置している。鉄骨平屋建て、敷地面積は4万503平方㍍、延べ床面積は1万80平方㍍で、業容拡大に伴い順次増設する。

双日 シンガポールの航空機リースに50%出資

双日 シンガポールの航空機リースに50%出資

層実は2月22日、シンガポール・テクノロジーズ・エアロスペース社の傘下でリース付き中古航空機事業を行うキーストン・ホールディングス社の株式50%(約12億円)を取得することで合意したと発表した。
新興国の所得向上に伴う旅客数の増加や格安航空会社(LCC)の普及などで世界の航空機市場が堅調に伸びる中、コスト優位性のある中古機やリース機の需要を取り込んでいく。

日成ビルド タイ・インドネシアで立体駐車場を受注

日成ビルド タイ・インドネシアで立体駐車場を受注

日成ビルド工業(石川県金沢市)の子会社スペースバリュー(タイ)(以下SVT)およびニッセイビルドアジア(シンガポール、以下NBA)はこのほど、タイとインドネシアでそれぞれ立体駐車場を受注した。
SVTは首都バンコクでコンドミニアム・サービスアパートメント・ホテル複合施設の居住者および宿泊者向けの立体駐車場を受注した。5基(並列5連棟)、250台収容で、高さは約55㍍とタイ国内では最大規模、最高層のタワー式立体駐車場となる。2月下旬着工し、10月完成予定。タイでは2014年12月完成した自走式立体駐車場(4階建て、160台収容)に続く大型物件。
NBAは首都ジャカルタでコンドミニアム居住者向けの単純2段昇降式立体駐車場(66基、132台収容)を受注した。また、2016年末には第2期工事として同タイプの立体駐車場37基(74台収容)を受注する見込み。着工、完成は2017年度を予定。

JBIC SMFLTとタイ進出法人2社への貸付契約締結

JBIC SMFLTとタイ進出法人2社への貸付契約締結

国際協力銀行(JBIC)はこのほど、三井住友ファイナンス&リースタイ法人SMFLリーシング(タイ)(略称SMFLT)との間で、融資金額計約196万4000米㌦(JBIC分)を限度とする貸付契約2件を締結した。
これはSMFLTと締結済みの日本の中堅・中小企業の海外事業展開支援のための投資クレジットラインに基づく個別融資契約。いずれも民間金融機関との協調融資によるもの。
今回の融資は、広島アルミニウム工業(広島県)のタイ法人HAL ALUMINUM(THAILAND)が実施する自動車部品の製造・販売事業、ウメトク(大阪府)のタイ法人U.T.TENGINEERINGが実施する特殊鋼の熱処理および表面処理事業に、それぞれ必要な設備をSMFLTからファイナンス・リースで調達する際に必要な資金に充てられる。

ホンダ インドで二輪車の第四工場稼働開始

ホンダ インドで二輪車の第四工場稼働開始

ホンダは2月17日、インドにおける二輪車を生産・販売する現地法人ホンダ・モーターサイクル・アンド・スクーター・インディア(HMSI)が、第四工場の開所式典を執り行ったと発表した。
インドグジャラート州アーメダバード地区に建設した第四工場は、それぞれ60万台の生産能力を持つ第一、第二ラインからなる年間120万台のスクーター専用工場。第一ラインは2月から稼働開始し、第二ラインは年央から稼働開始する予定。
これにより、ホンダのインドにおける二輪車の年間総生産能力は580万台へ拡大する。総額110億ルピーを投じた第四工場の設立により、ホンダは新たに約3000人の雇用を創出する。

アドウェイズインドネシア ブラックベリーと提携

アドウェイズインドネシア ブラックベリーと提携

アドウェイズ(東京都新宿区)のインドネシア子会社アドウェイズインドネシア(ジャカルタ)は2月17日、カナダの通信機器メーカー、ブラックベリー(オンタリオ)と戦略的パートナシップを締結し、「ブラックベリーメッセンジャー」(BBM)の広告の販売を開始したと発表した。
今回の締結により、アドウェイズインドネシアはモバイルゲームデベロッパーやブランドクライアントに対して、インドネシアをはじめとした世界各国で「BBM」の広告販売を展開する。

日新製鋼 台湾にステンレス精密圧延合弁会社設立

日新製鋼 台湾にステンレス精密圧延合弁会社設立

日新製鋼は2月16日、結進材料科技股份有限公司および伊藤忠丸紅鉄鋼とステンレスばね材を中心とした精密圧延品の製造・販売を行う合弁事業会社を台湾・台南市に設立することで合意したと発表した。
新会社の資本金は7億5000万新台湾㌦。出資比率は日新製鋼50.5%、結進材料科技44.5%、伊藤忠丸紅鉄鋼5.0%。生産能力は年間1万2000㌧。2016年9月ごろより操業開始する予定。
東アジア・東南アジアにおける高品位ステンレス精密圧延品の需要は拡大しており、自動車、弱電、IT機器分野を中心とする需要家のニーズに応える。

三菱航空機 米エアロリース社からMRJ最大20機受注

三菱航空機 米エアロリース社からMRJ最大20機受注

三菱航空機は2月16日、米国の航空機リース会社エアロリース社との間で、MRJ90を20機(確定10機、オプション10機)の受注に向け基本合意したと発表した。三菱航空機にとって航空機リース会社との基本合意は今回が初めて。エアロリース社への納入は2018年に開始する予定。
同社では、次世代リージョナルジェット機であるMRJの金融資産としての優位性が評価されたものとしている。

JBIC インドネシア・タイ・ベトナム進出企業に融資

JBIC インドネシア・タイ・ベトナム進出企業に融資

国際協力銀行は2月15日、海外展開支援融資ファシリティの一環として、インドネシア、タイ、ベトナム進出日本企業の現地法人との間で協調融資による貸付契約を締結したと発表した。
具体的にはボルツ(兵庫県)のインドネシア法人ボルツ・インドネシアとの間で、池田泉州銀行との協調融資により総額290億ルピア(うちJBIC分200億ルピア)相当。コヤマ(長野県)のタイ法人コヤマ・キャスティング(タイ)との間で、八十二銀行を含む民間金融機関との協調融資により、7000万バーツを限度とする。タナベ(愛知県)のベトナム法人タナベ・ロング・ハウとの間で、名古屋銀行との協調融資により総額79万3000米㌦(うちJBIC分55万米㌦)を限度とする。
今回の融資はそれぞれ、西ジャワ州カラワンにおいてボルツ・インドネシアが自動車用および二輪車用ボルト類の製造・販売事業を強化、拡大するための資金に、コヤマ・タイがタイ・ナコンラチヤシマ県で手掛ける鋳物の製造・販売事業に、タナベ・ロング・ハウがベトナムで展開する自動車ハンドル用皮革の加工事業の拡大資金に充てられる。