JBIC インドネシア・タイ・ベトナム進出企業に融資

JBIC インドネシア・タイ・ベトナム進出企業に融資

国際協力銀行は2月15日、海外展開支援融資ファシリティの一環として、インドネシア、タイ、ベトナム進出日本企業の現地法人との間で協調融資による貸付契約を締結したと発表した。
具体的にはボルツ(兵庫県)のインドネシア法人ボルツ・インドネシアとの間で、池田泉州銀行との協調融資により総額290億ルピア(うちJBIC分200億ルピア)相当。コヤマ(長野県)のタイ法人コヤマ・キャスティング(タイ)との間で、八十二銀行を含む民間金融機関との協調融資により、7000万バーツを限度とする。タナベ(愛知県)のベトナム法人タナベ・ロング・ハウとの間で、名古屋銀行との協調融資により総額79万3000米㌦(うちJBIC分55万米㌦)を限度とする。
今回の融資はそれぞれ、西ジャワ州カラワンにおいてボルツ・インドネシアが自動車用および二輪車用ボルト類の製造・販売事業を強化、拡大するための資金に、コヤマ・タイがタイ・ナコンラチヤシマ県で手掛ける鋳物の製造・販売事業に、タナベ・ロング・ハウがベトナムで展開する自動車ハンドル用皮革の加工事業の拡大資金に充てられる。