住友化学 韓国S-OIL社へPP・PO製造技術供与

住友化学 韓国S-OIL社へPP・PO製造技術供与

住友化学工業は11月30日、韓国S-OIL社(ソウル市)との間で、ポリプロピレン(PP)およびプロピレンオキサイド(PO)の製造技術をライセンス供与することで合意し、契約を締結したと発表した。S-OIL社は新たに投資するプロジェクトのプロピレン誘導品に、住友化学の技術を採用し、年産40万5000㌧のPP、年産30万㌧のPOを生産する計画で、2018年前半に完工の予定。

三菱UFJリース タイで販売金融事業に参入

三菱UFJリース  タイで販売金融事業に参入

三菱UFJリースは12月1日、リースによる販売金融を手掛ける事業会社「MULタイランド」を設立し、営業を開始したと発表した。資本金は6000万タイバーツ。MULタイランドは、タイ地場企業を対象に、機動的な審査を通じて1件当たり1000万円程度のリースサービスを提供する予定。

青山商事 ミニット・アジアを完全子会社化

青山商事 ミニット・アジアを完全子会社化

青山商事(広島県福山市)は11月27日、日本、オーストラリア、ニュージーランドを中心としたアジア太平洋地域において「ミスターミニット」の統一ブランドで総合リペアサービスを提供しているミニット・アジア・パシフィックの発行株式および新株予約権のすべてを取得し、完全子会社化すると発表した。
これにより、主幹事業のスーツ分野に加えアフターケア・グッズ分野における事業の拡大・充実にも大きく寄与し、同社が提供する付加価値がさらに強化されるとみている。投資ファンドのユニゾン・キャピタルなどが保有する株式の取得は12月16日の予定。
ミニット・アジア・パシフィックは業界内におけるリーディングカンパニーとして、靴修理、鍵複製をはじめとした総合リペアサービスを、グループ全体で500以上の店舗で展開している。

日揮 インドネシアから製油所の能力増プロジェクト

日揮 インドネシアから製油所の能力増プロジェクト

日揮(横浜市西区)は11月27日、同社の現地法人などのコンソーシアム(企業連合)が、中ジャワ州チラチャップ製油所の能力増強プロジェクトに係わる設計・機材調達・建設(EPC)役務を約300億円で受注したと発表した。
コンソーシアムは日揮のインドネシア現地法人、JGCインドネシアと同国のエンコナ・インティ・インダストリー。出資比率は日揮グループが大半を占めるとみられる。同国国営石油会社のプルタミナとランプサム契約を結んだ。受注金額は約300億円

バングラから共同で橋梁建設事業を900億円で受注

バングラから共同で橋梁建設事業を900億円で受注

大林組、清水建設、JFEエンジニアリング、IHIインフラシステム(大阪府堺市)は11月25日、共同企業体を組成の上、バングラデシュ道路交通・橋梁省道路局国道部から「カチプール・メグナ・グムティ第2橋建設工事および既存橋改修事業」を約900億円で受注し、請負工事契約を締結したと発表した。
この工事は首都ダッカと第2の都市チッタゴン間の国道1号線上に位置するカチプール橋、メグナ橋、グムティ橋の既存3橋を改修し、既存橋に並行しして第2橋を新設する工事。
これらの橋は両都市を結ぶバングラデシュの人口の3割、GDPの5割を占める経済回廊上に位置し、経済成長に伴う交通量の増加が大きな課題となっていた。今回の工事は日本の円借款による政府開発援助(ODA)案件。

JUKI 高機能ミシン生産の一部をベトナムに移管

JUKI 高機能ミシン生産の一部をベトナムに移管

工業用ミシンを手掛けるJUKI(東京都多摩市)は今年度中に、大田原工場(栃木県大田原市)で生産している高機能ミシンの一部をベトナムへ移管する。1台で複数の縫製工程を手掛けることができ、縫製業務の自動化率を高められる製品。
近年、ベトナムやバングラデシュなどアジアの縫製工場でも人件費が高騰し、自動化のニーズが高まっている。このため、需要地域に近い場所で供給体制を整える。日本経済新聞が報じた。

三菱電機 インドで鉄道車両用電機品の新工場稼働

三菱電機 インドで鉄道車両用電機品の新工場稼働

三菱電機は11月27日、インド・カルナタカ州ベンガルール(バンガロール)に鉄道車両用電機品の新工場を設立し同日、稼働開始したと発表した。同工場の稼働により、鉄道インフラの需要が拡大するインドにおける地下鉄・機関車などの大型案件の対応と保守事業へのさらなる強化を図り、2020年度のインド市場における交通システム事業の売上高を、2014年度のほぼ倍となる200億円規模への拡大を目指す。
今回設立・稼働した新工場の建屋床面積は4605平方㍍。投資額は10億3000万円(5億4100万インドルピー)。

DIC インドネシア東ジャワ州スラバヤに新工場

DIC インドネシア東ジャワ州スラバヤに新工場

DIC(東京都中央区)は、アジアで菓子や飲料のパッケージにプリントする包装用インキの生産体制を増強する。インドネシア東ジャワ州スラバヤに新工場を建設し、中国で工場を増設する。総投資額は約10億円。
新興国では経済成長に伴い、食品を個包装して販売する例が増えている。印刷物用のインキに比べ、需要の伸びが見込める包装用インキに注力し、収益の多角化を図る。
インドネシア・スラバヤに建設する新工場は2016年4月に稼働開始する予定。日本経済新聞が報じた。

ミツビシ・モーターズ・タイ累計生産400万台を達成

ミツビシ・モーターズ・タイ累計生産400万台を達成

三菱自動車はこのほど、タイにおけるミツビシ・モーターズ・タイランド(MMTh)での累計生産ダイスが400万台を達成したと発表した。これに伴い執り行われた達成記念式典には、タイ政府、取引先など数多くの関係者が参列した。
MMThは1987年1月の設立以来、同社の海外主要生産拠点と位置付けられ、積極的に生産・輸出事業に取り組んできた。また、生産能力の拡大に伴い、生産拠点に直結したR&D機能の増強を図っており、引き続き一層の生産者の品質強化・商品力強化を進めていく。
MMThの資本金は70億バーツで、2015年10月時点の従業員数は約7400名。第一工場では「ランサーEX」「パジェロスポーツ」、第二工場では「トライトン(L200)」「パジェロスポーツ」、第三工場では「ミラージュ」「アトラージュ」をそれぞれ生産している。

日立造 台湾から舶用電子制御Dエンジン10台受注

日立造 台湾から舶用電子制御Dエンジン10台受注

日立造船は11月25日、台湾の造船会社CSBCから舶用電子制御ディーゼルエンジンを10台受注したと発表した。これはCSBCが台湾の世界的な海運会社Evergreen Marin Corporation Ltd.から2800TEUコンテナ船を10隻受注し、日立造船がその主要機関である舶用電子制御ディーゼルエンジンの製造を請け負うもの。
同社は熊本県玉名郡長洲町の有明工場で製造する。納期は2016年12月から開始し、17年9月に完了する予定。