ソフトバンク 鴻海と合弁でヒト型ロボット量産
ソフトバンクは、電子機器の受託製造サービス世界最大手の台湾・鴻海精密工業グループと組み、人工知能を搭載したヒト型ロボットを量産する。合弁会社を設立し、年内にも年1万台規模で開始するとみられる。
接客や介護など幅広い分野で活用が期待されるロボットだが、生産コストの高さが普及の課題となっている。こうした状況を踏まえ、安価で量産できる体制を日本・台湾の企業連合で整え、成長領域をいち早く開拓する。
量産するのは、ソフトバンクが戦略商品と位置付けるヒト型ロボット「ペッパー」。ソフトバンクが製造に深く関わるのはこれが初めて。
鴻海は、米アップルから「iPhone」を大量受注するなど、受託製造で圧倒的な地位を誇るが、ロボット事業への出資を通じて収益基盤を広げる。日本経済新聞が報じた。