東芝 MSとのIoTソリューションで提携関係を構築

東芝 MSとのIOTソリューションで提携関係を構築

東芝は6月3日、マイクロソフト(MS)とあらゆるモノをインターネットにつなぐIOT(Internet of things)のソリューションにおける提携関係を構築することに合意し2日、覚書を締結したと発表した。センサーなど東芝のIOTデバイスと、MSのクラウドコンピューティングプラットフォーム「Azure(アジュール)」を連携させ、データを収集・分析することで、様々な課題を解決するIOTソリューションの提供を、今年中に複数の事業領域で開始する。

ブラザー工業 中国の中小都市で販売網拡充へ転換

ブラザー工業 中国の中小都市で販売網拡充へ転換

ブラザー工業は中国の中小都市で、プリンター・複合機の販売網を拡充する。これまで大都市を中心に進めてきた販売代理店の整備の重点を中小規模の都市にシフト。2014年末に約1200店ある2次までの販売代理店を15年末までに1500店程度に増やす。日刊工業新聞が報じた。

建機レンタルのカナモト 東南ア3カ国に営業拠点

建機レンタルのカナモト 東南ア3カ国に営業拠点

建機レンタルのカナモト(札幌市中央区)は7月中にベトナム、タイ、フィリピンの3カ国に営業拠点を開設する。インフラ建設が進む東南アジアの旺盛な需要を取り込む。6月にベトナム・ハノイ、7月にタイ・バンコクとフィリピン・マニラに現地企業とそれぞれ合弁会社を設立する。1拠点当たり年10億円程度の売り上げを目指す。日系企業や現地の建設関連企業のレンタル需要を見込む。日本経済新聞が報じた。

JBICなど3行 フジ矢ベトナム法人に1.4億円協調融資

JBICなど3行 フジ矢ベトナム法人に1.4億円協調融資

国際協力銀行(JBIC)、りそな銀行、南都銀行は、フジ矢(大阪府東大阪市)のベトナム法人に協調融資で総額1億4000万円(うちJBIC分9800万円)を融資する。これらは、ビンズオン省にあるフジ矢のベトナム現地法人、フジヤ・マニュファクチャリング・ベトナム(FMV)が、ペンチやニッパなどの工具を現地で製造する工場設備の増設資金に充てられる。

大陽日酸がタイAPI社を買収 ガス需要は安定

大陽日酸がタイAPI社を買収  ガス需要は安定

三菱ケミカルホールディングス傘下で、産業ガス大手の大陽日酸は、タイの同業「エア・プロダクツ・インダストリー(API)」を買収する。出資比率を現行の32%から97%に引き上げる。買収総額は数十億円規模とみられる。タイは自動車産業が集積し、今後も酸素や窒素といったガス需要が安定して伸びると判断した。
大陽日酸はみずほフィナンシャルグループ系のコンサルティング会社「MHCBコンサルティング」などと共同で、タイに合弁会社を設立。この合弁会社と大陽日酸がAPIを共同買収する。早ければ6月中にも手続きを終える。

味の素 インドネシア・ジャカルタ周辺で製パン事業

味の素 インドネシア・ジャカルタ周辺で製パン事業

味の素はインドネシアで製パン事業を始める。冷凍パンを製造する現地子会社を設立し、2016年8月からジャカルタ周辺で販売する。冷凍技術や調味料営業で培った販売力を生かし、25年度に50億円超の売り上げを目指す。
「インドネシア味の素ベーカリー」を7月に設立する。資本金は約17億円。ジャカルタ近郊に工場を新設し、冷凍のパン生地やパン製品を製造する。主にパン専門店やホテルなどに販売するほか、一部スーパーなどの小売店で一般消費者向けにも販売する。日本経済新聞が報じた。

スズキ インドに自社ディーゼルエンジン投入

スズキ  インドに自社ディーゼルエンジン投入

スズキは6月3日、自社開発したディーゼルエンジンをインド市場に投入すると発表した。従来はフィアット・クライスラー・オートモバイルズから技術供与を受けて生産してきた。燃費性能がガソリン車に比べて2割向上するといい、シェア4割で首位のインド工場での車種拡充につなげる。開発したのはエンジン排気量が800ccで、気筒が2つのディーゼルエンジン。まず、インドの小型車「セレリオ」に搭載した。。

住友重機 インドネシアでボイラーを80億円で受注

住友重機 インドネシアでボイラーを80億円で受注

住友重機械工業は6月3日、インドネシア向けボイラーを約80億円で受注したと発表した。プラント設備を手掛ける韓国の現代エンジニアリングから受注した。カリマンタン島南部の炭鉱隣接地域に建設されるプラントに納入する計画だ。2018年7月の完成予定。今回導入されるのは、底部から空気を吹き込んで燃料を均一に混合し、効率よく燃焼する循環流動層ボイラー(CFBボイラー)。これまで利用が進んでいなかった低品位炭が燃料になる。

神戸製鋼 タイで車部品向け線材でミルコンと合弁

神戸製鋼 タイで車部品向け線材でミルコンと合弁

神戸製鋼所は6月3日、タイに自動車のエンジン部品やねじなどに使う線材の生産拠点を設置すると発表した。タイ鉄鋼メーカーのミルコン・スチールと合弁会社を設立することで同日、覚書(MOU)を締結した。ミルコンの保有する線材工場に増設、投資して自動車用部材を生産する。工場の生産能力は現在年48万㌧で、神戸製鋼が出資する2次加工2拠点へ供給するほか、他社への販売も検討する。出資額や投資額は今後詰める。

ソフトバンク 韓国ネット通販に1200億円出資

ソフトバンク 韓国ネット通販に1200億円出資

ソフトバンクは6月3日、韓国のインターネット通販大手、フォワード・ベンチャーズ(ソウル市)に出資すると発表した。同社が7月上旬に実施する10億㌦(約1240億円)の第三者割当増資を引き受ける。出資比率は非公表だが、5割未満の見通し。スマートフォン経由の取引が中心のフォワード社はまだ成長に余地が大きいと判断した。
韓国の2014年の電子商取引(EC)市場規模は、業界推計で約5兆円と年2ケタの伸びが続いている。フォワード社の専用アプリのダウンロード数は累計で2500万以上に達するなど急成長している。