ハートテック・ミワ 6月にベトナムに子会社設立

ハートテック・ミワ 6月にベトナムに子会社設立

ハートテック・ミワ(神戸市中央区)は6月をめどに、ベトナム・ハノイに工場向けなどの汎用コンプレッサーの販売と関連工事を行う現地子会社を設立する。今回設立するのは「ハーテック・ミワ・ベトナム」で、資本金は6000万円。ハーテック・ミワが100%出資する。2014年9月に駐在員事務所を設けたが、ハノイ投資局に現地法人の許可を申請中で、近く許可を受け同事務所を現地法人に格上げする予定。10年後をめどに、ベトナム子会社の年間売上高で3億円を目指す。日刊工業新聞が報じた。

知多鋼業 中国江蘇省に緩衝器向け各種ばね新工場

知多鋼業  中国江蘇省に緩衝器向け各種ばね新工場

知多鋼業(愛知県春日井市)は4月10日、中国江蘇省鎮江新区で自動車ショックアブソーバー(緩衝器)向けに各種ばねを生産する合弁新工場を建設すると発表した。合弁新会社は英文名「CHITA KYB MANUFACTURING CO.,LTD」で、資本金は1500万元(約2億9000万円)。知多鋼業が70%、KYBが30%出資する。9月をめどに稼働する。顧客企業の現地調達ニーズに応える。投資額は約2億9000万円。1年目の生産能力は5000万枚で、5年後に年間生産能力を1億枚、売上高3億円を目指す。新工場は平屋建てで、建築面積1850平方㍍。知多鋼業が中国に工場を建設するのは初めて。

一正蒲鉾 インドネシアに水産練製品製販の合弁会社

一正蒲鉾 インドネシアに水産練製品製販の合弁会社

一正蒲鉾(新潟市)は4月10日、インドネシア西ジャワ州ボゴール市に水産練り製品の製造販売の合弁会社を設立すると発表した。合弁相手は現地の水産・農産加工品製造販売のPT.KELOLA MINA LAUT(クロラ・ミナ・ラウット、KML)社で、6月に設立予定。新会社はPT.KML ICHIMASA FOODSで、資本金は3337万5000米㌦(約4億円)で、出資比率は一正蒲鉾40%、KML60%。7月に事業開始の予定。

 

郵船ロジスティクス インドネシアに空調スペース増床

郵船ロジスティクス インドネシアに空調スペース増床

郵船ロジスティクスは4月10日、インドネシア現地法人(PT. Yusen Logistics Solutions Indonesia)が、西ジャワ州ブカシの自社倉庫に新たに温度管理できる空調スペースを増設したと発表した。約2万平方㍍の倉庫の一部エリアに約650平方㍍の空調スペースを設けたもので、これにより需要が高まっている温度管理を必要とする電子電気機器関連品などの高付加価値商品への対応が可能となる。同社はこれまで自動車関連品や化学品などを扱ってきたが、より高品質な物流サービスの提供を狙う。

 

インド14年度新車販売3%増も本格回復はまだ先

インド14年度新車販売3%増も本格回復はまだ先

インド自動車工業会によると、2014年度(2014年4月~15年3月)の新車販売台数(乗用車と商用車の合計)は321万6072台で、13年度比3%増と2年ぶりに前年実績を上回った。ただ、日本および韓国勢を除く乗用車メーカーの販売は前年割れで、市場はまだ本格回復には至っていない。14年度新車販売の内訳は、乗用車が前年度比4%増の260万1111台、商用車は3%減の61万4961台だった。 乗用車のメーカー別では最大手のマルチ・スズキ11%増、ホンダが前年度比41%増、日産自動車25%増、トヨタ自動車10%増などとなったまた韓国の現代自動車も11%増だった。一方、インド勢はタタ・モーターズ19%減、マヒンドラ・アンド・マヒンドラ12%減などとなり、ドイツのフォルクスワーゲン、米フォード・モーターなども減少した。

空調企業 インドネシアでMNSと「ウィンドウィル」事業

空調企業 インドネシアでMNSと「ウィンドウィル」事業

空調企業(仙台市宮城野区)は、国際協力機構(JICA)の2014年度「中小企業連携促進基礎調査」に採択されたことを受け、15年度中にインドネシアのMitra Niaga Sukses(MNS、ジャカルタ市)と合弁会社を設立し、空調企業の気流攪拌装置「ウィンドウィル」を製造販売する。同社が海外に拠点を置くのはこれが初めて。初年度100~200セット、翌年度1000~2000セットの販売を目指す。当初は日本から輸入販売し、いずれは現地生産を始める計画だ。また、合弁相手のMNS社のネットワークを使いインドネシアで普及を図るほか、いずれはマレーシアやアラブ地域などにも展開する構想だ。

ウィンドウィルは、商業施設などの空調機器の通風口に設置する装置。冷暖房風の力で室内空気を分散・対流させて室内の温度差を低減し、電力消費エネルギーを削減する。2008年に発売し、国内顧客に対し累計約1500セットを販売した。日本国内の希望小売価格は1セット3万円(消費税抜き)。なお、JICAの「中小企業連携促進基礎調査」への採択は宮城県内企業では初めて。日刊工業新聞が報じた。

三菱電機 中国で業務空調用コンプレッサー2.5倍に増産

三菱電機 中国で業務空調用コンプレッサー2.5倍に増産

三菱電機は2015年度に、中国における業務用空調機のコンプレッサー(圧縮機)生産量を、前年度比2.5倍の7万5000台程度に増やす。主に中国国内向け業務用空調機などの需要が拡大しているためで、16年度には15年度(見込み)比20%程度増える見通しだ。

国内生産拠点の冷熱システム製作所(和歌山市)の生産は、日本国内および北米向けと高性能機種に集中する。このため、中国は3年後にも日本国内を上回る生産規模となる見通しだ。増産する中国子会社「三菱電機(広州)圧縮機」は、家庭用エアコンのコンプレッサーも製造しているため、生産規模を生かした競争力があり、製造原価は国内生産に比べて10%程度低く抑えられる。日刊工業新聞が報じた。

日立化成 台湾の接着剤メーカーを子会社化

日立化成 台湾の接着剤メーカーを子会社化

日立化成は4月8日、台湾の接着剤メーカー、台湾日邦樹脂を子会社化したと発表した。同社の株式24%を取得した。日立化成グループの日立化成ポリマーがすでに持つ32%と合わせると56%を取得した形となる。取得価格は非公表。台湾日邦樹脂は自動車や家電、建材向けの接着剤を製造している。台湾に2工場、中国に1工場保有する。

トライネット アジアで物流事業に本格参入 まずはタイで

トライネット アジアで物流事業に本格参入 まずはタイで

トライネット・ロジスティクス(東京都中央区)は、物流事業でアジア市場の本格展開に乗り出す。まずはタイで衣料品や健康食品を中心とした消費財の保管・管理から仕分け・配送まで手掛ける物流サービスを開始した。同社の海外進出は5年ぶりで中国に続いて2カ国目。タイ進出を足がかりに、今後も消費拡大が期待される東南アジア地域で、2015年度中に新たに1~2カ国への参入を見込む。同社は三井物産が全額出資する物流会社。日刊工業新聞が報じた。

サンライズ工業 インドネシアで自動車部品増産

サンライズ工業 インドネシアで自動車部品増産

自動車部品メーカーのサンライズ工業(兵庫県神崎郡市川町)は、インドネシアでカーエアコンに使われる金属部品を増産する。2億円を投じ生産ラインを増強し、生産量を約1.4倍に増やす計画だ。同国の現地法人工場で、9月にも生産ラインを増設。カーエアコン用ホースの継ぎ手金具やパイプなどの主力製品を増産する。同国内における自動車需要の増大に対応、現地調達の拡大とコスト削減を図る日系自動車メーカーの要請に応える。神戸新聞が報じた。