インド14年度新車販売3%増も本格回復はまだ先
インド自動車工業会によると、2014年度(2014年4月~15年3月)の新車販売台数(乗用車と商用車の合計)は321万6072台で、13年度比3%増と2年ぶりに前年実績を上回った。ただ、日本および韓国勢を除く乗用車メーカーの販売は前年割れで、市場はまだ本格回復には至っていない。14年度新車販売の内訳は、乗用車が前年度比4%増の260万1111台、商用車は3%減の61万4961台だった。 乗用車のメーカー別では最大手のマルチ・スズキ11%増、ホンダが前年度比41%増、日産自動車25%増、トヨタ自動車10%増などとなったまた韓国の現代自動車も11%増だった。一方、インド勢はタタ・モーターズ19%減、マヒンドラ・アンド・マヒンドラ12%減などとなり、ドイツのフォルクスワーゲン、米フォード・モーターなども減少した。