JCB パキスタンでデビットカード 現地企業と連携

JCB パキスタンでデビットカード 現地企業と連携

ジェーシービー(JCB)はパキスタンの決済システム運営会社1LINK(ワンリンク)と提携し、同国でJCBブランドのデビットカードを2015年夏をめどに発行する。ワンリンクは同国内主要銀行11行により03年に設立され、現金自動預払機(ATM)ネットワーク事業などを展開する。ワンリンクのATMネットワークは現在37行の銀行で構成される。JCBは今後、ワンリンクのメンバー銀行とJCBブランドのデビットカードを発行していく。将来はクレジットカードの発行も視野に入れる。また、12月中旬から同国内のワンリンクATM約7000台で、JCBブランドのカードでキャッシングができるようになる。日刊工業新聞が報じた。

レンゴー インドネシアの段ボールメーカーの株式取得

レンゴー インドネシアの段ボールメーカーの株式取得

レンゴー(大阪市北区)は12月18日、同社のタイにおける合弁会社タイ・コンテナーズ・グループ(TCG社)が、インドネシアのジャカルタ郊外の段ボール・紙器メーカー、インドリス・プリンティンドの株式90%を取得したと発表した。インドネシアでは2013年度9月にTCG社を通じて、段ボールメーカーのプリマコル・マンディリ社を買収しており、今回の株式取得により、スリヤ・レンゴー・コンテナーズ社と合わせ、3社6工場の体制となる。買収額は非公表。

三井物産 ジャカルタの新港建設・運営事業に参画

三井物産 ジャカルタの新港建設・運営事業に参画

三井物産は12月19日、インドネシア港湾公社IPC、シンガポールの港湾運営で実績を持つPSAインターナショナルおよび日本郵船とともにジャカルタのタンジュンプリオク港沖合に計画されている新コンテナターミナルの建設・運営・事業に参画すると発表した。新港湾ターミナルは共同事業会社であるPT.New Priok Container Terminal One (NPCT1)によって建設・運営される。NPCT1への出資比率はIPCが51%、三井物産が20%、PSAが19%、日本郵船が10%。外資規制があるためIPCが過半を出資したが、三井物産が運営を主導する予定。

不二製油 日本とシンガポールに新たな研究開発体制

不二製油 日本とシンガポールに新たな研究開発体制

不二製油は12月18日、研究開発のグローバル体制構築に向け、日本とシンガポールに新たに研究開発施設を設立すると発表した。国内では今回、本社内の研究拠点(泉佐野市)を全面的に建て替え、新たな研究開発施設「不二テクノセンター(仮称)」を建設する。また、2015年3月には海外初の研究開発施設「アジア研究開発センター」をシンガポールに開設する。アジアにおける製品、アプリケーション、市場開発機能を同施設に集中させ、現地のニーズに合わせた製品研究・開発を推進していく。

東レ インドネシアで紙おむつ材料の生産増強

東レ インドネシアで紙おむつ材料の生産増強

東レは12月18日、インドネシアで紙おむつの主要材料となる高機能ポリプロピレン長繊維不織布(PPスパンボンド)の生産ラインを増強すると発表した。投資額は5950万米㌦(約70億5000万円)。バンテン州タンゲラン市のトーレ・ポリテック・ジャカルタ(TPJ)の生産能力を、現行の年産1万9000㌧からほぼ倍増の3万7000㌧に引き上げる。TPJの増資後の資本金は7260万米㌦で、工場の敷地面積は現行の2万1000平方㍍から3万5000平方㍍に拡大する。今回増設する生産設備は2016年9月に稼働する予定。この増設完了時点での東レのインドネシア、中国、韓国3カ国合わせたPPスパンボンドの年間総生産能力は15万3000㌧に拡大する。

日精樹脂 需要増に対応インドネシアに現地法人設立

日精樹脂 需要増に対応インドネシアに現地法人設立

日精樹脂工業は12月18日「、インドネシア市場におけるサービス体制の拡充および販路の拡大を目的に、現地法人「PT.Nissei Plastic Indonesia」を設立すると発表した。資本金は100万米㌦。同国では日系自動車メーカーの進出により、四輪、二輪いずれも射出成型機の需要が高まっているため、現地での販売、サービス体制を整える。2015年1月1日から10人体制で業務を開始する。同社の海外現地法人は今回で12番目。

不二製油 タイで業務用チョコレート合弁会社設立

不二製油 タイで業務用チョコレート合弁会社設立

不二製油は12月18日、インドネシアにおけるチョコレート事業のパートナー、McKeeson Investment Pte.,Ltdnと新たにタイ・ラョン県に業務用チョコレーの製造・販売を目的とする合弁会社FREYABADI(THAILAND)CO.,LTD.を設立すると発表した。設立時期は2015年3月の予定。資本金は最大500万㌦(約5.9億円)。同社の100%子会社、フジオイルアジア社(シンガポール)が50%、McKeeson社が50%出資する。今後とも継続的な成長が見込まれるタイ市場において、業務用チョコレート事業の拡大を図る。

ニッパツ インド・アウランガーバードに新工場

ニッパツ インド・アウランガーバードに新工場

ニッパツ(横浜市)は12月17日、インド中部アウランガーバードに、自動車部品用精密ばねを生産する新工場を建設すると発表した。新工場は同社の子会社、NHKオートモーティブ コンポーネンツ インディア プライベートリミテッドが建設する。投資額は建屋と設備で8.8億ルピー(約16億8000万円)、敷地面積は6万7600平方㍍、建屋面積は1万8000平方㍍。2016年5月の稼働を目指す。2019年時点で、エンジン用弁ばね8000万本、クラッチ用ばね1億9000万本(いずれも年間)の生産を予定。

 

東洋ゴム マレーシア製A25が日産「NP300ナバラ」に

東洋ゴム マレーシア製A25が日産「NP300ナバラ」に

東洋ゴムは12月18日、同社マレーシア工場製「OPEN COUNTRY A25(オープンカントリーエーニジュウゴ)」が、日産自動車がタイで生産しているピックアップトラック、新型「NP300ナバラ」の新車装着用タイヤとして採用されることになったと発表した。同タイヤはタイの現地販売会社「TOYO Tire(Thailand)」を通じて納入される。

中国の送水プロジェクトの大型ポンプ8基稼働 日立

中国の送水プロジェクトの大型ポンプ8基稼働 日立

日立製作所は12月12日、中国・山西省での大規模送水プロジェクト向けに納入した大型ポンプ8基が稼働したと発表した。2010年に受注し、13年に納入した案件で、このほどポンプ機場で運転開始式を開いた。単機出力は1万2000㌔㍗で、単段ポンプでは世界最大クラスという。日立独自の技術でポンプ効率92%を実現した。河川水を山西省の主要都市に送り込み、水不足を解消する。