フォックスコンが山東省に2拠点 省政府と契約締結
EMS(電子機器の受託製造サービス)世界最大手、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業傘下の富士康科技集団(深圳市、フォックスコン)と山東省政府は10月25日、投資プロジェクトでの協力に関する契約に調印した。富士康科技集団は今後、同省の渮沢市と臨沂市に拠点を設立する。調印式には郭樹清省長と鴻海精密グループの郭台銘会長も出席した。
省政府の発表によると、渮沢市では電子製品の生産研究開発(R&D)、販売拠点となる「富士康渮沢産業園」、臨沂市では産業用ロボット、自動化設備、精密加工設備、金型などの産業や貿易、物流機能を一体化した「臨沂金機商貿城」をそれぞれ建設する。今回の契約にあたっては省政府、富士康科技集団とも投資額や着工時期などの具体的な計画は明らかにしていない。NNAが報じた。