「フォーエバー21」23年から日本で販売再開へ

アパレル大手のアダストリアと、「フォーエバー21」のブランドを所有する米国企業が9月21日、2019年に経営破綻し日本市場から撤退した「フォーエバー21」を2023年から日本で販売再開すると明らかにした。
フォーエバー21は現在、米国企業のもとで価格帯や販売体制「などを見直しながら、世界で570店舗を展開しており、今回はアダストリアが日本でのパートナー企業として、商品企画や出店を手掛ける。10代後半から30代前半を主要顧客層と定め、環境に配慮し、無駄なものはつくらない徹底した生産管理を行うとしている。
2023年2月にインターネットサイトを通じて販売を開始し、4月以降、関東や関西の郊外のショッピングセンターに出店する予定。5年後に売上高100億円を目指す。

日本精機 インド・グルガオンに新拠点の開所式

日本精機(本社:新潟県長岡市)は9月20日、インド・ハリヤナ州グルガオンに新たに設けた設計会社「エヌエス インディアデザイン アンド レーティング社(以下、NSDT)の開所式を9月15日に行ったと発表した。同拠点は6月から設計業務を5名体制でスタートさせ、二輪車の新機種開発サポートや、部品の現地調達化によるコスト低減活動を行っている。
インドは二輪車の販売・生産の世界最大市場で、日本精機グループは同国における車載部品事業の基盤を築き、電動化を含めた新機種開発サポートを進めている。

ソフトバンク カーロと中古車サブスクで合弁

ソフトバンク(本社:東京都港区)は9月20日、シンガポールを拠点に東南アジア最大級の規模でオンライン専門自動車小売業を展開するTrusty Cars Pte.Ltd.(以下、Carro(カロ)社)と、中古車サブスクリプションサービスのマーケットプレイスを展開する合弁会社「CARRO JAPAN」を設立したと発表した。同日から日本国内の法人向けに提供を開始し、今後は個人ユーザーにも対象を拡大していく。

大和ハウス 170億円投じマレーシアに大型物流施設

大和ハウス工業(本社:大阪市北区)は9月20日、マレーシア・スランゴール州に3カ所目となる大型物流施設「DPL malaysia Ⅲ(ディーピーエル・マレーシア・スリー)」を建設すると発表した。総事業費は170億円。
同施設は地上3階建て、敷地面積6万742㎡、延床面積15万6,292㎡、賃貸面積11万4,122㎡。10月1日に着工し、2025年1月末竣工予定。

日立建機 中国事業体制を再構築し事業強化

日立建機(本社:東京都台東区)は9月20日、8月の資本異動を機に同社グループの中国事業体制を見直し再構築し、11月1日より事業強化に取り組むと発表した。
同社は8月の資本異動に伴い、日立製作所グループから離れ、筆頭株主はHCJIホールディングスとなった。
そこでこれを機に、中国における販売・サービス会社、日立建機(上海)有限公司(本社:中国・上海市)が担ってきた役割の一部を、新たに設立する中国における販売サービス統括会社「日立建機販売(中国)有限公司」(本社:中国・上海市)に承継する。そして、その新会社がコンストラクションやコンパクトにとどまらず、マイニングに至るまで幅広い製品ラインアップを取り扱い、一貫して販売・サービスを担う。

塩野義 コロナ飲み薬で韓国企業とライセンス契約

塩野義製薬(本社:大阪市中央区)は9月16日、開発を進めている新型コロナウイルス感染症の飲み薬について、中国企業との合弁企業、平安塩野義(香港)有限公司(本社:中国・香港)と韓国の製薬大手Ildong Pharmaceutical Co.,Ltd.(本社:韓国・ソウル、イルドン ファーマシューティカルス)との間で、韓国における新型コロナウイルスの飲み薬の緊急使用許可申請および政府購入交渉に関するサブライセンス契約を締結したと発表した。イルドン社は韓国政府との販売交渉も担い、同国向け製造を担当する可能性もある。
塩野義製薬は同飲み薬について、中国当局に承認に向けたデータを提出しているほか、米国にも近く最終段階の臨床試験を始める。

「業務スーパー」マレーシア1号店 ス洲に正式開業

神戸物産(本社:兵庫県加古川市)が展開している「業務スーパー」マレーシア1号店が9月17日、スランゴール州プタリン・ジャヤ、J Value Mallの1階に正式開業した。マレーシアを拠点とする日系企業JバリューGSM社が神戸物産とのライセンス契約に基づき運営する。店舗面積は150坪(約500㎡)。品揃えは1,500〜2,000品目。イスラム教徒(ムスリム)が人口の多数派を占めることから「ハラル」対応にも工夫を凝らしている。今後2年で同国内4店舗体制を目指す。
同店は7月28日にソフトオープン、華人、ムスリムに認知されつつあるという。

ダイソー インド進出 北部チャンディガルに出店

大創産業(本社:広島県東広島市)が展開する100円ショップ「ダイソー」が9月16日、インドに進出した。北部の連邦直轄地チャンディガルのショッピングモール「ネクサス・エランテ」に出店した。商品の販売価格は99ルピー(約180円)から。品揃えはキッチン用品、化粧道具、カミソリ、ペット用品、文具類など。