インドネシア中心にASEANを最重点地域に シャープ

インドネシア中心にASEANを最重点地域に シャープ
 シャープは、インドネシアを中心とする東南アジア諸国連合(ASEAN)を最重点地域として販促を強化し、グループの成長を目指す。それによって、2016年3月期の海外売上高に占めるアジア太平洋地域(中国、台湾を除く)の割合を、13年3月期の21%から10%増の31%へ引き上げ、地域別で首位になると見込んでいる。インドネシアで確立した地産地消モデルの向上と、他国への導入を推進することで大幅な増収を達成する考え。これに伴い、前期に海外売上高のうち38%を占めた北米は29%に低下する。
 13年3月期連結決算は、売上高が前期比0.9%増の2兆4786億円だった。国内販売が14.7%減の1兆73億円と低迷した一方で、海外が15.4%増の1兆4713億円に拡大。海外売上高比率は約6割の高まり、今後も伸びを牽引していく見通しだ。