20年明けから10万人の全ゲノム解析を実施 新治療法開発に必要

日本の厚生労働省は12月20日、10万人規模で患者のすべての遺伝情報(ゲノム)を網羅的に調べる「全ゲノム解析」を2020年明けから、国立がん研究センターなど国内の研究機関が連携して始めると発表した。がんや難病などの原因解明や治療法の開発に役立てようというもの。国は新しい診断法や治療法を開発するには、現時点ではその働きが分かっていない部分も含めてゲノム全体を調べる必要があると判断した。