2月の工作機械受注額30%減で10年ぶり低水準 新型ウイルスで

日本工作機械工業会が3月10日発表した2月の工作機械受注額(速報値)は、前年同月比30.1%減の767億円で、2月としては2010年以来10年ぶりの低水準にとどまった。新型コロナウイルスの感染拡大が続いているためだ。中国を中心に商談が停滞し、企業の設備投資意欲が減退していることが大きい。3月は通常なら期末需要や中国の春節休暇明けの商談が動き出すはずだが、今年に限っては新型コロナウイルスの状況次第で、さらに一段の落ち込みも予想され、予断を許さない。