16年ビザ発給538万件余で最多 中国の数次ビザ倍増

16年ビザ発給538万件余で最多 中国の数次ビザ倍増

外務省によると、2016年1年間に日本を訪れる外国人に発給したビザの数は前年比13%弱増えて、538万件余と過去最多を更新した。
中でも、中国については発給要件を緩和したことなどを背景に、有効期間中に何度も日本に入国できる数次ビザの発給が30万件余に達し、前年から倍増した。
国別にみると、中国が全体の78%を占めて最も多く、次いでフィリピン、インドネシアなどとなった。

タイ高速鉄道 新幹線専用レールのフル規格で合意

タイ高速鉄道 新幹線専用レールのフル規格で合意

日本、タイ両政府は、タイが日本の新幹線の導入を前提に建設を計画している高速鉄道について、すべての区間で専用のレールを使ったフル規格の新幹線を採用することで合意、今週覚書を交わす見通しとなった。
タイが建設計画している高速鉄道は、首都バンコクから北部の観光都市チェンマイを結ぶおよそ700㌔㍍の路線。このうちバンコクからおよそ400㌔㍍離れた中間地点のピサヌロークまで第1区間として工事を始め、この区間を先に開業させる予定。

アジアに在留邦人39万人 日系企業中国に全体の45%

アジアに在留邦人39万人 日系企業中国に全体の45%

外務省は、在外公館などを通じて実施した海外在留邦人実態調査および、海外に進出している日系企業の実態調査の結果を公表した。その結果、平成28年10月1日時点で海外に在留する邦人総数は133万8447人で、前年より2万1399人(約1.6%)の増加となり、過去最多を更新した。
また、海外に進出している日系企業総数(拠点数)は7万1820拠点で、前年より691拠点(約1.0%)の増加となり、過去最多を更新した。
このうち、アジアの在留邦人は39万2216人で全体の約29%を占め、前年比約1.7%増となった。アジア以外では北米49万1844人(全体の約37%)、西欧21万3202人(同約16%)の順で、これら3地域で全体の8割を占めている。
国別の在留邦人数は多い順に米国42万1665人(同約32%)、中国12万8111人(同約10%)、オーストラリア9万2637人(同約6.9%)、タイ7万337人(同約5.3%)、カナダ7万174人(同約5.2%)となっており、5カ国で全体の約6割を占めている。
海外に進出している日系企業数(拠点数)を国別にみると、中国3万2313拠点(同約45%)、米国8422拠点(同約12%)、インド4590拠点(同約6.4%)、ドイツ1811拠点(同約2.5%)、インドネシア1810拠点(同約2.5%)、タイ1783拠点(同約2.5%)の順となった。

深刻!日本人の自殺 15~39歳の死因1位に

深刻!日本人の自殺 15~39歳の死因1位に

2017年版の自殺対策白書によると、16年の自殺者数は前年比8.9%減の2万1897人で7年連続で減少したが、15~39歳の死因で事故・がんを上回って、自殺が1位となった。他の主要国の同年代の若者は事故死の方が多く、白書は「国際的にみても深刻」と指摘している。
日本は自殺者が多く、世界保健機関のデータがとれる約90カ国のうちで6位だった。
15~34歳の人口10万人あたりの死因は最も多かった自殺が17.8を占め、事故の6.9、がんの5.2を大きく上回っている。

北朝鮮 弾道ミサイル発射 日本の経済水域内に落下

北朝鮮 弾道ミサイル発射 日本の経済水域内に落下

北朝鮮は5月29日午前5時40分ごろ、江原道元山(ウォンサン)付近から東山にミサイルを発射した。日本政府によると、ミサイルは日本の排他的経済水域(EEZ)に落下したとみられる。北朝鮮によるミサイル発射は、今年に入って9回目で3週連続。
27日に閉幕したイタリア南部シチリア島での主要国首脳会議(G7、タオルミナ・サミット)で採択された首脳宣言では、北朝鮮の動きを「世界全体の新たな脅威」とし、同国への圧力を強化していくいくことで一致している。だが、北朝鮮はこれらの動きに反発を強め、圧力に屈しない姿勢を鮮明にしたものとみられる。

吉本 台北市に日本文化発信拠点 台湾文化と融合図る

吉本 台北市に日本文化発信拠点 台湾文化と融合図る

吉本興業は台湾の台北市に拠点を設け、日本の文化や情報を発信し、台湾の文化と融合を図る新たな活動に乗り出す。主な対象は若い世代で、2つのエンタテイメント・文化が交流して生まれる新しい流れを世界に向けて発信していくとしている。
同地の日本統治時代の工場跡地を再開発したイベント空間を、域外企業として初めて借り受け、展示などのイベントを継続して開いていく予定。

邦人拘束問題で中国に公平な扱いを申し入れ 外相

邦人拘束問題で中国に公平な扱いを申し入れ 外相

岸田文雄外相は5月23日、中国の山東省と海南省で日本人男性計6人が中国の国家安全局に拘束されている問題で、中国側に申し入れを行ったことを明らかにした。
中国側への申し入れ内容は①拘束された邦人の権利が司法プロセスにおいて、適切、公平公正に取り扱われること②領事面会の実施など日中領事協定に基づいた対応を引き続き確保すること-など。

タイの病院で爆発 20人以上負傷 クーデターから3年

タイの病院で爆発 20人以上負傷 クーデターから3年

タイの首都バンコクの病院で5月22日午前11時(日本時間午後1時)ごろ爆発があり、20人以上が負傷した。現場は軍関係の病院で、タイ警察は爆弾によるものとみている。
22日は軍事クーデターから3年にあたる日で、当局は関係を調べている。

中国「国家安全局」3月末から日本人男性6人拘束

中国「国家安全局」3月末から日本人男性6人拘束

複数のメディアによると、スパイ行為などを取り締まる中国の「国家安全局」に、今年3月末から日本人男性合わせて6人が山東省および海南省で拘束されていることが明らかになった。
拘束されているのは20代から70代の日本人の男性6人で、そのうち3人は山東省で、別の3人は海南省で今年3月末に相次いで拘束されたという。6人は地質調査などを行う日本企業の社員などで、温泉の開発に関する調査を行うために3月中旬から現地を訪れていた。詳しい容疑については日本政府にも伝えられていないという。

インド 原発を積極増強 2032年までに40基増を計画

インド 原発を積極増強 2032年までに40基増を計画

インド政府はこのほど、国産の原子力発電所を10基増やすことを決めた。出力70万KWの原子炉10基を増やす。現在は21基が稼働中で、出力計668万KW。このほか計670万KWの原発を建設中で、今回増設を決めた10基はこれに続くもの。
同国政府は2032年までに原発を40基増設し、発電能力を現在の約10倍に拡大する目標を掲げている。現在は発電量の約6割を石炭火力発電に依存しており、原発の割合はわずか2%程度にとどまっている。
同国では東芝の米原発子会社ウェスチングハウス(WH)による6基の建設計画があるが、経営破たんで先行きが不透明になっている。ただ、同国ではこの計画の行方にこだわらず、国産原発の増設で急増する電力需要を自力でも賄っていく方針だ。