韓国 MERSの死者19人に 感染者154人

韓国 MERSの死者19人に   感染者154人

ソウル共同によると、韓国保健福祉省は6月16日、中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルス感染者3人が死亡し、新たに4人の感染を確認したと発表した。この結果、感染者は死者19人を含む計154人となった。
死者3人のうち、49歳の男性は肝硬変を患っていたが、聯合ニュースによると58歳と65歳の男性2人は感染前に目立った疾患はなかった。これまでの死者の多くが、他の疾患を抱えていた。
一方、感染拡大に伴う外国人観光客の減少を受け、韓国文化体育観光省は16日までに、外国人観光客がMERSに感染した場合、医療費全額や旅費などを国庫負担することなどを盛り込んだ観光業界への支援策を発表した。

MERS禍の韓国から1万円マスクに注文殺到

MERS禍の韓国から1万円マスクに注文殺到

韓国で中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスの感染が拡大していることを受け、愛知県豊橋市のメッシュ製品の製造会社「くればぁ」がつくる約1万円の高級マスク「ピッタリッチ」が売れに売れている。昨年の今ごろは1日1000枚弱の生産だったが、今年は休日返上で約10倍の1万枚以上で生産しても、注文に追い付かない状態が続いているという。毎日新聞などが報じた。
「ピッタリッチ」は7~8層のフィルターを重ね細菌やウイルス、細かい粒子の侵入を防ぐマスクで、内側に涼感ガーゼを使い、夏でも快適に使えるのが特徴。洗って、再利用もできる。
MERS用とはうたっていないが、韓国向けに卸売りする日本の商社からの発注だけでなく、小売店で入手できない個人客が、韓国から訪れ直接買い付けていくこともある。また、家族や知人に配るために1人で約60万円分購入した韓国人もいるという。

インドネシアのシナブン山 新たに噴火

インドネシアのシナブン山   新たに噴火

AFP=時事によると、インドネシア北スマトラ州カロにあるシナブン山が6月13日、新たに噴火し、同日から14日未明にかけて噴煙や溶岩の流出が確認された。国家防災庁は6月上旬、同火山は活動活発化を受けて、警戒レベルが最高に引き上げられて、周辺住民3000人近くが自宅から避難したと発表していた。

韓国MERS「医師の初期対応遅れ」WHO指摘

韓国MERS「医師の初期対応遅れ」WHO指摘

韓国で感染拡大が続く中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスの調査をしている韓国政府と世界保健機関(WHO)の合同調査団は6月13日、感染拡大の要因について「多くの医師がMERSになじみがなく当初、感染(の可能性)を疑わなかった」と医師の初期対応の遅れを挙げた。また、今後の見通しについて「短期間で終息するとは予想できない」との見方を示した。
WHO側代表のケイジ・フクダ事務局長補は感染拡大について、医師の対応の遅れのほか「応急処置室や狭い病室に多人数の患者が入っていたことなどが関連する可能性がある」と指摘。また、「韓国での流行は大規模で複雑な状況であり、現在とっている措置が完全な効果を発揮するには数週間かかる」と述べた。

韓国MERS 死者14人に、感染者138人

韓国MERS 死者14人に、感染者138人

韓国の保健福祉省は6月13日、中東呼吸器症候群(MERS=マーズ)コロナウイルス感染者が新たに12人確認されたと発表した。このうち70歳の男性が、最初の患者から2人を介した4次感染者だったことが初めて確認された。この結果、韓国での感染者は死者14人を含む計138人となった。また、同国における医療機関や自宅での隔離対象者は3600人以上となっている。

比 埋め立ての中国に抗議 昨年の5倍規模のデモ

比  埋め立ての中国に抗議 昨年の5倍規模のデモ

マニラ共同によると、独立記念日を迎えたフィリピンの首都マニラで6月12日、南シナ海の南沙(スプラトリー)諸島で岩礁埋め立てを進める中国に対する抗議デモが行われた。
こうした抗議行動は昨年もあったが、今年は埋め立てで造成された人工島で滑走路や6階建ての巨大な建物が完成に近づいていると伝えられるだけに、その数は昨年の5倍の約1000人に上り、気勢を挙げた。
そして12日午前、在フィリピン中国大使館の領事部が入るビルの前を、市民団体のメンバーらが「フィリピンに干渉するな」「主権を守り抜こう」などと書かれたプラカードを掲げて行進した。

インドネシア 中国漁船を”爆沈”海洋立国をアピール

インドネシア 中国漁船を”爆沈”海洋立国をアピール

インドネシア政府が、領海内で違法操業していた中国漁船を拿捕し、”爆沈”させた。最近、ジョコ・ウィドド大統領は国益を盾に中国やオーストラリアなどの強国もけん制する姿勢が顕著で、今回は水産資源を保護するため中国に牙をむいた格好だ。ジョコ大統領が掲げる「海洋立国」を目指す外交戦略が中身を伴った、表面的なものでないことを印象付けている。

タイ・バンコクの鉄道建設に382億円の借款供与

タイ・バンコクの鉄道建設に382億円の借款供与

日本政府はタイ政府と、バンコクの鉄道整備に最大約382億円の円借款を供与することで合意し、6月12日に正式調印した。対象は「レッドライン」と呼ばれる高架鉄道の第2期建設事業で、バンコク北部ランシットと中心部のバンスー間約26㌔を結ぶ。
日本政府によると、タイに対する5年ぶりの新規円借款供与。増加するバンコクの輸送需要に対して、交通渋滞の緩和や大気汚染の改善を図る。共同通信が報じた。

カカオ豆生産世界一へ 政府が1.4兆ルピアの予算

カカオ豆生産世界一へ   政府が1.4兆ルピアの予算

インドネシアのカカオ生産量は現在世界2位だが、世界1位奪取のため、政府は1.4兆ルピアの予算を計上する。アンディ・アムラン・スレイマン農業相は「ジョコ・ウィドド大統領とユスフ・カラ副大統領は2020年には年間生産量を150万㌧にまで引き上げ、コートジボワールを抜き、世界1位を目指すとしている。副大統領府で西ジャワ州などカカオ豆の生産量の多い10の州の州知事と協議した。生産性を高めるために、政府は農家への技術支援プログラムを用意している」と語っている。ビスニス・インドネシアが報じた。

インドネシア政府33カ所で水力発電所・ダム建設へ

インドネシア政府33カ所で水力発電所・ダム建設へ

インドネシア政府は、33基の水力発電所及びダムを建設する計画だ。総発電能力は230万㌔㍗に達する。建設は公共事業・国民住宅省、送電線敷設や配電は国営電力会社が担当する。現在詳細について、公共事業・国民住宅省とエネルギー鉱物資源省が協議を続けており、両省が覚書に署名した後に、建設が開始される。建設地は大多数がジャワ島外のカリマンタン島など。ビスニス・インドネシアが報じた。