国際協力機構(JICA)は3月31日、フィリピン・マニラで同国政府との間で「マニラ首都圏主要橋梁耐震補強事業(第二期)」を対象として30日、44億900万円を限度とする円借款貸付契約に調印したと発表した。同事業はマニラ首都圏内の幹線道路上の2橋梁(ガダルぺ橋およびランビンガン橋)の、耐震性向上のための架け替えおよび補強を行うもの。事業実施機関はフィリピン公共事業道路省。2022年8月完成予定。
JICA ミャンマーの鉄道整備と発電能力強化に479億円の円借款
JICA タイの2校の高専設立など産業人材育成事業に94億円の円借款
JICA インドの中小零細事業支援に100億円を三井住友銀行と協調融資
JICA カンボジアの中小零細事業者へ5,000万ドルの融資契約
日本 インドネシアにジャカルタ下水道整備などで643億円の円借款
日本 インドに鉄道・地下鉄・道路整備に総額3,744億円の円借款
日本政府は、インドに地下鉄建設、貨物専用鉄道建設など9案件の総額3,744億4,000万円を限度とする円借款を供与する。インドのニューデリーで3月27日、日本の鈴木哲駐インド特命全権大使とインドのC・S・モハパトラ財務省経済局次官補との間で、9案件に関する書簡の交換が行われた。
対象案件および供与限度額は①アーメダバード・メトロ計画(第二期)に139億6,700万円②デリー・ムンバイ間貨物専用鉄道建設計画(フェーズ1)(第四期)に1,300億円③上水道マディヤ・プラデシュ州地方給水計画に554億7,400万円④地下鉄ムンバイ・メトロ三号線建設計画(第三期)に399億2,800万円⑤ムンバイ湾横断道路建設計画(第二期)に669億900万円-など9件。
日本 南部経済回廊の輸送能力強化でカンボジアに円借款と無償資金協力
日本政府は、カンボジアの南部経済回廊の輸送能力強化のため、2案件を対象に合わせて294億1,700万円の円借款と、タクマウ上水道拡張計画など3案件に合わせて47億2,100万円を限度額とする無償資金協力する。カンボジアの首都プノンペンで3月24日、日本の三上政裕駐カンボジア特命全権大使と、カンボジアのプラック・ソコン副首相兼外務国際協力大臣との間で、これら2件の円借款と3件の無償資金協力に関する交換公文の署名が行われた。
対象案件は円借款が①カンボジアの国道五号線改修計画(スレアマアム-バッタンバン間およびシソポン-ポイぺト間)(第二期)に供与限度額177億200万円②国道五号線かいしゅうけいかく(プレッククダム-スレアマアム間)(第三期)に供与限度額117億1,500万円。また、タクマウ上水道拡張計画に34億2,100万円、地雷撤去および地雷被害者支援計画に10億円をそれぞれ無償資金協力する。
東京五輪・パラ1年程度延期へ IOCと正式合意
新型コロナで日中韓外相テレビ会議 早期の保健大臣会合開催などで一致
新型コロナウイルス感染症対応で、3月20日午前10時30分から約70分間にわたり日中韓3カ国外相によるテレビ会議が行われた。日本から茂木外務大臣、中国から王毅(おう・き)国務委員兼外交部長、韓国から康京和(カン・ギョンファ)外交部長が参加した。
会議では各国の取り組みおよび関心事項について意見交換し、引き続き3カ国で協力していくことを確認した。具体的には①医薬品・ワクチンの開発状況に関する情報共有②医療物資や医薬品の円滑な輸出入の確保と緊急融通に向けての協力-などについて、継続して議論していくことになった。
また、事態を終息させるためには3カ国の保健当局の協力が必要であり、早期に保健大臣会合を開催することで一致した。