随意契約の備蓄米 大手コンビニも6/5から小分け販売開始

随意契約による政府備蓄米が6月5日から、大手コンビニでも販売開始されることになった。各社は先行しているスーパーなどでの5kg詰めではなく、1kgや2kgの小分けにして販売する方針だ。
随意契約で1,000トンを調達したファミリーマートは当初予定を1日早めて6月5日から東京と大阪の各10店舗で店舗で、1kg税込み388円で販売を始める。中旬以降、順次、全国の店舗へ広げていく。ローソンも500トンを随意契約で調達。1kg389円、2kg756円(いずれも税込み)で5日から東京と大阪の各5店舗で販売開始する。セブン-イレブン・ジャパンも500トンを随意契約で調達。セブン-イレブンは入荷し次第、2kg税込み800円余りで販売するとしている。

24年出生数 初の70万人割れ 出生率 前年比0.05㌽低下

厚生労働省が6月4日発表した2024年の人口動態統計によると、日本で生まれた日本人の子どもの数は前年比5.7%減の68万6,061人にとどまり、統計のある1899年以降、初めて70万人を割った。国の想定より14年も早い。1人の女性が生涯に産む子どもの数を示す合計特殊出生率は1.15で、前年の1.20から0.05ポイント低下した。
子育て世帯への様々な支援策も一向に成果が見えず、国の想定を大幅に上回るスピードでの人口減少社会に拍車がかかり、経済成長はじめ様々な社会保障制度維持の”足かせ”になりつつある。

備蓄米含むブレンド米の店頭価格 地域で最大1,000円超の差

農林水産省は6月2日、備蓄米を含むブレンド米などの都道府県別の店頭価格を初めて公表した。これは農水省が全国のスーパーやドラッグストアなど334店舗での備蓄米を含むブレンド米の店頭価格を調べたもの。調査は5月29日に行われた。
これによると、いずれも消費税抜きで価格の中央値が最も高かったのは静岡県と三重県の4,280円、最も安かったのは北海道の3,215円で、価格差は1,000円を超えた。このほか、都市部では東京都は3,589円、愛知県は3,580円、大阪府は3,639円、福岡県は4,039円だった。コメの主要産地の宮城県は3,290円、秋田県は3,280円、新潟県は3,580円などとなっている。

「Mr.プロ野球」長嶋茂雄・巨人軍終身名誉監督死去, 89歳

プロ野球・読売巨人軍の選手、監督として活躍し、「ミスタープロ野球」と呼ばれた長嶋茂雄・巨人軍終身名誉監督が6月3日午前6時39分、肺炎のため、都内の病院で死去した。89歳だった。
野球選手の枠を超え、老若男女幅広い層で知名度が高く、ファンを魅了した。2004年3月、脳梗塞を発症。それでも懸命にリハビリに打ち込み、回復に努めた。2013年に巨人軍で指導した松井秀喜さんとともに、国民栄誉賞を受賞。2021年秋、野球界から初となる文化勲章を受章した。

元横綱白鵬の引退届 相撲協会が臨時理事会で容認

大相撲の元横綱白鵬・宮城野親方(40)が各界を離れることになった。日本相撲協会は宮城野親方から届け出のあった退職の意向を容認し、6月2日に開かれた臨時理事会で報告された。6月9日付で退職する。
宮城野親方はモンゴル出身。2000年に15歳で来日、2021年9月に引退した。現役時代は史上最多の優勝45回を誇り、通算1187勝、幕内1,093勝も歴代最多。
ただ、現役時代後半は横綱として相撲協会が重視する、”品格”にかける行動や発言が度重なり批判を受けたほか、宮城野親方としても部屋の運営で十分な力士の育成、指導体制が取れていなかったことで、協会の処分を受けていた。

クロワデュノール 日本ダービー制覇 7,950頭の頂点に

競馬の3歳馬のクラシック第2弾、第92回日本ダービー(東京優駿、G1,2400m芝、18頭出走)は6月1日、東京・府中市の東京競馬場で行われた。1番人気に支持されたクロワデュノール(北村友一騎乗)が2分23秒7で優勝。皐月賞2着の雪辱を果たし、2022年生まれのサラブレッド7,950頭の頂点に立つとともに、1着賞金3億円を獲得した。北村騎手、斉藤崇史調教師はいずれもクラシックレース初制覇。
クロワデュノールは3番手でレースを進め、最後の400m付近で先頭に立ち、中団から脚を伸ばし2着に入った3番人気のマスカレードボールを3/4馬身抑えた。さらに1馬身半差の3着に6番人気のショウヘイが入った。皐月賞馬で2番人気に支持されていたミュージアムマイルは6着に敗れた。

奈良公園「鹿苑」で6/1から60頭余の子ジカを公開

奈良市・奈良公園のシカの保護施設「鹿苑(ろくえん)」で6月1日から、体重およそ3kgから6kgの生まれて間もない60頭余りの子ジカの公開が始まった。鹿苑の一般公開は7月14日まで。毎日午前10時から午後4時まで。
鳴き声をあげながら母ジカにくっついて乳を飲んだり、ぴょんぴょん動く愛らしい子ジカが見られる。訪れた人たちは、子ジカの愛くるしい姿を写真に収めるなどして楽しんでいた。国の天然記念物に指定されている「奈良のシカ」は、」5月頃から出産時期を迎えている。