西田敏行さん『お別れの会』米倉涙の弔辞 俳優ら1,400人参列

2024年10月に突然76歳で亡くなった俳優、西田敏行さんの”お別れの会”が2月18日、東京・芝公園の増上寺光摂殿(こうしょうでん)で営まれた。故人の幅広い交流関係を反映し俳優、タレント、歌手、ファン合わせておよそ1,400人が参列した。
亡くなる直前に人気を博したテレビドラマ「ドクターX」で共演した米倉涼子さんが涙を流しながら「天国からこれからもずっと日本のエンタテインメント界を見守ってください」と呼び掛け、弔辞を読み「大好きだよ」と別れを告げた。また、三谷幸喜さんも軽妙な語り口でエピソードを交えながら、残した幅広い作品群を称えつつ、別れを惜しんだ。お別れの会に訪れた芸能界の人たちは以下の通り(一部)。
堺正章、松崎しげる、柴俊夫、岸部一徳、遠藤憲一、内田有紀、勝村政信、浅田美代子、大泉洋、武田鉄矢、三谷幸喜、菊池桃子、萬田久子、阿部寛、市村正親、妻夫木聡、名取裕子、濱田岳、伊武雅刀、西島秀俊、鈴木京香、浅野忠信、松平健、堺雅人ら(敬称略)。

40年度 再エネと原子力合わせ全電源の最大7割に 閣議決定

政府は2月18日、新たなエネルギー基本計画と地球温暖化対策計画を閣議決定した。2040年度に脱炭素の再生可能エネルギーと原子力を最大限活用する方針で、合わせて全電源の最大7割に増やす方針。これにより、温暖化ガス排出量は2013年度比で73%削減する目標を掲げている。
2040年度の電源構成目標は再生エネ4〜5割、原子力2割、火力3〜4割としている。再生可能エネルルギー目標の内訳は太陽光23〜29%、風力4〜8%、水力発電8〜10%、地熱1〜2%、バイオマス5〜6%としている。

老人ホーム 紹介ビジネスが横行 要介護度高い高齢者に照準

高齢者らが老人ホームなどの高齢者施設に入る際、施設などを紹介する業者が介在、要介護度が高く、受け入れる施設側が多く報酬を得られる入所者ほど、紹介料を高額にするビジネスが横行している。
厚生労働省は、要介護度にひも付いた料金設定は不適切として、2024年12月、自治体に紹介料に関し施設を指導するよう求める通知を出した。紹介業者は指導対象ではない。
横行している紹介料は一様ではないが、要介護度1の入所者の紹介料は30万円、要介護度5は50万円といったケースもみられる。

京都市 祇園の全域に「スマートごみ箱」設置 自動で圧縮

京都市は、インバウンドをはじめ多くの観光客が訪れる祇園に、ごみを自動で圧縮する機能が付いた「スマートごみ箱」を新たに10基設置した。これは企業からの寄付で賄われたもので、これにより祇園の街頭に設置されたごみ箱はすべてスマートごみ箱に置き替わるという。
スマートごみ箱は、一定量ごみがたまると内部のセンサーが感知して、ごみを5分の1まで自動で圧縮する機能があるほか、たまり具合をリアルタイムで把握することができる。

米世論調査トランプ大統領の権限拡大「あまりに危険」65%

米国の調査機関、ピュー・リサーチ・センターが行った最新の世論調査によると、トランプ大統領の権限を拡大することについて「あまりに危険だ」と回答した人が65%に上った。この調査は1月27日〜2月2日にかけて、およそ5,090人を対象に行われた。
米国政府のホームページによると、トランプ氏は就任から3週間余で少なくとも65件の大統領令に署名し、同じ時期にバイデン前大統領が署名した数の2倍以上となっており、中には憲法上の大統領の権限を逸脱しているものがあると批判の声が挙がっている。

「五色百人一首」初の全国大会 大津市に160人余の小学生

子どもたちに気軽に百人一首を楽しんでもらおうと札の色を5つの色に分け20枚の札で競う「五色百人一首」の初めての全国大会が2月16日、滋賀県立武道館で開かれた。同大会には近畿地区を中心に全国から160人余の小学生が参加した。
五色百人一首は、本来100枚ある札を青、黄色、ピンクなど5色に色分けし、同じ色の20枚だけを使って競うもの。

「銀河団」中心部の高温ガスの流れ詳細観測に成功 JAXA

JAXA(宇宙航空研究開発機構)などの国際研究グループは、多くの銀河が集まる「銀河団」の中心部にある高温ガスの流れを詳しく観測することに成功した。同グループは2023年に打ち上げられた天文観測衛星「XRISM」で、地球からおよそ1億光年離れた「ケンタウルス座銀河団」を観測した。
その結果。銀河団は秒速130キロから310キロの速度で地球の方向に動いていることが分かった。また、ガスの流れは銀河団同士の衝突や合体によるものと考えられるという。これらは、銀河団が衝突や合体を経て膨張していく過程を示す証拠で、様々な天体の進化を理解するうえで重要な手がかりになるとしている。

ロシア ナワリヌイ氏死亡から1年 追悼 統制強化に懸念の声

ロシアの反体制指導者、ナワリヌイ氏が北極圏の刑務所で死亡してから1年となった2月16日、モスクワ市内の墓地には支持者らが相次いで訪れ、花を手向け死を悼んだ。ナワリヌイ氏の死後、プーチン政権は反体制派への締め付けや言論統制を一層強めており、支持者からは現状を懸念する声も聞かれた。