円安が進行、8月14日の外国為替市場で円相場は一時、1ドル=145円台前半と今年最安値に下落、約9カ月ぶりの円安・ドル高水準を付けた。これにより、縮小傾向にあった日本の貿易赤字に再び拡大圧力が加わるのは必至だ。
京大など国際共同研究G ソバゲノムを解読, 世界初モチ性ソバを開発
京都大学などの国際共同研究グループは8月11日、孤児作物の一つ、ソバのゲノム配列を染色体レベルで高精度に解読することにより、ソバのゲノム進化と栽培ソバの起源を解明。さらに予測された遺伝子をゲノム編集技術に依存しない手法で改変したと発表した。
その結果①これまで世界に存在しなかったモチ性ソバを開発することに成功②ソバの繁殖様式を他殖性から自殖性へ転換させることにより、新たな自殖性ソバの開発にも成功した。今回の研究で用いられた育種方法は、ゲノム編集技術に未対応な多種多様な孤児作物の改良に貢献することが期待される。
これらの成果は現地時間2023年8月10日、英国の国際学術誌『Nature Plants』にオンライン掲載された。
国際共同研究グループには京都大のほか科学技術振興機構、農業・食品産業技術総合研究機構、かずさDNA研究所、総合研究大学院大学、千葉大、理化学研究所などが参画している。
台風7号が和歌山・潮岬付近に上陸 東海道新幹線など計画運休
旧盆で旅行、帰省など人の移動が多い最中、気象庁によると、台風7号が8月15日午前5時前、和歌山県潮岬付近に上陸した。その後は日本海方面に向け北進、近畿や東海地方で総雨量が平年の8月の1カ月分を上回る恐れがあるとしている。
このため、旅行者や帰省者の移動に多大な影響だ出るとみられる。東海道新幹線と山陽新幹線は同日、名古屋ー新大阪間と新大阪ー岡山間で終日、計画運休する。東京ー名古屋間でも運転本数を大幅に減らす。空の便も全日本空輸(ANA)、日本航空(JAL)などが近畿の発着便を中心に500便以上の欠航を決めている。
気象庁によると、中国、四国、近畿、東海、関東甲信の各地方で線状降水帯が発生する可能性があり、警戒を呼びかけている。