インドネシア中央統計局はこのほど、2023年第1四半期(1〜3月)のGDP成長率を前年同期比5.03%と発表した。5%を上回ったのは2021年第4四半期(10〜12月)以降、6期連続となる。GDPの5割超を占める家計最終消費支出は4.54%増だったほか、輸出は11.68%増と唯一2ケタ成長を記録。輸入は2.77%増だった。
業種別では主要17業種すべてが前年同月比でプラスとなった。運輸・倉庫が15.93%増、宿泊施設・飲食が11.55%、その他サービスが8.90%増と続いた。地域別ではスラウェシ島が7.0%で最も高い成長率を示した。GDPの6割弱を占めるジャワ島は4.96%だった。ジャカルタ首都特別州の成長率は4.95%となり、前年同期の4.61%を上回った。
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東大 窒素ガスと水からのアンモニア合成で触媒寿命15倍, 速さ7倍に
東京大学の西林仁昭教授らのグループはこのほど、2019年4月に発表した、金属のモリブデンを使って常温常圧で窒素ガスと水などからアンモニアを合成する製法で、触媒の寿命を従来の15倍に伸ばしつつ、アンモニア合成する速さを約7倍に向上することに成功した。
燃やしても二酸化炭素(CO2)を排出しないアンモニアは脱炭素社会の燃料として期待されている。しかし、現状ではアンモニアの製造過程で課題がある。現在、アンモニアの大量生産では、約100年前に確立した製法、ハーバー・ボッシュ法が広く採用されている。これは鉄を主体とする触媒を使い、高温・高圧状態で空気中の窒素と水素を反応させるもの。ただ、原料となる水素はコストが安い天然ガスに含まれるメタンから取り出すケースが多く、製造プロセスで大量のCO2が発生する課題がある。